
「ブラシを通すたびに髪が絡まって痛い」「シャンプー中にひどくもつれてしまう」「毎朝ブラッシングが一苦労」——髪の絡まりは日常の小さなストレスですが、放置すると切れ毛やダメージの悪化につながります。美容師として多くのお客様の髪を見てきた立場から、絡まりの原因と正しい対処法を解説します。
髪が絡まりやすくなる原因
髪の絡まりには必ず原因があります。自分の髪がどのタイプに当てはまるかを把握することが、ケアの第一歩です。
キューティクルの損傷
健康な髪のキューティクル(毛表皮)はウロコ状にきれいに並んでいますが、カラーやパーマ・熱ダメージ・紫外線などによってキューティクルがめくれたり剥がれたりすると、隣の髪と引っかかりやすくなります。これが絡まりの最大の原因です。
乾燥・水分不足
髪内部の水分が不足すると、静電気が起きやすくなります。静電気は髪同士を引き合わせて絡まりを悪化させます。特に冬場や乾燥しやすい環境では、乾燥による絡まりが増加します。
くせ毛・うねり
くせ毛は毛流れが不規則なため、ストレートヘアに比べて絡まりやすい構造を持っています。ウェーブや縮れが強いほど、髪同士が巻き付きやすくなります。
毛量が多い・毛が細い
毛量が多いと物理的に絡みが生じやすくなります。また、細い毛(軟毛)はコシがないため、他の髪に絡まりやすい傾向があります。
ケア方法の問題
- シャンプー時に髪を強くこすり洗いしている
- 濡れたままの状態で放置している
- コームやブラシの使い方が荒い
- トリートメントが不足している
これらの日常的なケアの積み重ねが絡まりの慢性化につながります。
絡まった髪の正しい解き方

絡まった髪を無理に引っ張ると、切れ毛やさらなるダメージにつながります。正しい手順で丁寧に解くことが大切です。
手順1:まず手でほぐす
コームを入れる前に、指でやさしく絡まりをほぐします。根元から毛先の方向に向かって少しずつほぐすのがコツです。急いで力任せに引っ張るのは厳禁です。
手順2:毛先から少しずつコームを入れる
コームは必ず毛先から入れ、少しずつ上(根元方向)に向かって解いていきます。根元から一気にコームを通そうとすると引っかかりが強くなり、切れ毛の原因になります。
目の粗いコーム(ワイドトゥースコーム)が絡まりほぐしには最適です。目の細かいブラシは絡まりが解けてからの仕上げに使いましょう。
手順3:ほぐし剤・[アウトバストリートメント](/column/in-bath-vs-out-bath-treatment-guide-2026-05-11)を活用
ひどい絡まりには、コームを入れる前にヘアオイルやアウトバストリートメントを塗布して、すべりをよくしてから解くと効果的です。洗い流さないトリートメントは絡まり防止にも日常的に役立ちます。
絡まりを防ぐ日常ケアのポイント
シャンプーの仕方を見直す
シャンプー前に、乾いた状態でコームを通して絡まりを取り除いておくことが重要です。濡れると髪は膨潤してキューティクルが開いた状態になり、絡まりが悪化しやすいためです。
シャンプー中は髪を「もむ」「こする」のではなく、頭皮を指の腹でマッサージするように洗い、毛先は泡を通すイメージで洗いましょう。
トリートメントで補修・保湿
絡まりやすい髪には、ダメージ補修と保湿を目的としたトリートメントが欠かせません。コンディショナーやトリートメントは毛先を中心になじませ、しっかり浸透させてから流します。週1〜2回の集中トリートメント(ヘアパック)を取り入れると、より効果的です。
洗い流さないトリートメントを毎日使う
アウトバストリートメント(洗い流さないトリートメント)を毎日使うことで、髪の表面をコーティングし、絡まりの原因となるキューティクルのめくれを抑えられます。オイルタイプ・ミルクタイプ・ミストタイプがあり、髪の状態に合わせて選びましょう。
就寝前のケアで摩擦を防ぐ
寝ている間の枕との摩擦は、絡まりやダメージの一因です。
- 就寝前にゆるく結ぶ:ルーズなひとつ結びやお団子にして、寝返りによる摩擦を軽減
- シルク・サテン素材の枕カバー:摩擦係数が低く、髪への負担を大幅に減らせる
- ナイトキャップの使用:就寝中の絡まりを防ぐアイテムとして有効
ドライヤーを正しく使う
濡れた髪を放置すると、湿った状態で絡まりが固定されてしまいます。シャンプー後はできるだけ早くドライヤーで乾かすことが大切です。
乾かす際は、上から下に向かって風を当てることでキューティクルを整え、絡まりを防げます。
サロントリートメントで絡まりを根本改善
日常ケアで絡まりが改善しない場合、ダメージが蓄積している可能性があります。美容室でのサロントリートメントを受けることで、内部補修・表面コーティングを集中的に行い、手触りと絡まりやすさを根本から改善できます。
コスタヘアーでは、髪質や状態に合わせたトリートメントメニューをご用意しています。「毎日ケアしているのに絡まりが治まらない」「カラーやパーマ後からひどくなった」という方は、ぜひスタッフに相談してみてください。
まとめ
髪の絡まり・もつれは放置すると切れ毛や抜け毛につながるため、早めのケアが大切です。コームの使い方・シャンプーの方法・アウトバストリートメントの活用・就寝時のケアを見直すだけで、多くの場合は改善できます。それでも解決しない場合はダメージ補修を専門とするサロントリートメントが有効です。
宮城県の多賀城店・名取店のコスタヘアーでは、絡まりやすい髪のお悩みにもしっかりお応えします。ケア方法やトリートメントの選び方について、気軽にカウンセリングをご利用ください。ご不明な点はよくある質問もあわせてご覧ください。
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