
「帰宅すると髪にタバコの臭いがついている」「夏になると頭皮の臭いが気になる」「最近、以前とは違う臭いが髪からする気がする」——髪や頭皮の臭いは自分では気づきにくいだけに、人知れず悩んでいる方が多いテーマです。
美容師として日々お客様の髪に触れていると、臭いに関するお悩みをうかがうことは珍しくありません。本記事では、主な臭いの原因とタイプ別の対策を詳しく解説します。
髪の臭いの主な原因
頭皮の皮脂・汗の酸化
最も多い原因が、頭皮から分泌される皮脂と汗です。これらが頭皮や髪に残ったまま時間が経つと、皮膚の常在菌によって分解され、不快な臭いを発します。「汗臭い」「脂っぽい臭い」として感じられるのはこのためです。
夏場や運動後・仕事終わりに臭いが強くなりやすいのも、皮脂と汗の分泌量が増えることが原因です。
加齢臭(ノネナール)
40代以降に増えやすい「加齢臭」は、「ノネナール」という物質が原因です。皮脂に含まれるパルミトレイン酸が、年齢とともに増加する過酸化脂質と反応して発生します。
「古い油のような」「油脂っぽい枯れた臭い」と表現されることが多く、耳の後ろや後頭部に発生しやすい傾向があります。40代以降の方や、脂っぽい食事が多い方に出やすい臭いです。
タバコ・外部の臭い
喫煙習慣がある方や、喫煙者のいる環境にいる方の髪は、タバコの煙を吸着しやすい状態になっています。ダメージを受けた髪はキューティクルが開いており、臭いの粒子を吸い込みやすいため、健康な髪よりも臭いが残りやすくなります。
飲食店や焼き肉・居酒屋の臭いが髪につく現象も同様の仕組みです。
頭皮の雑菌・カビ(脂漏性皮膚炎)
頭皮に雑菌やマラセチア菌(常在菌の一種)が過剰繁殖すると、フケや炎症(脂漏性皮膚炎)を伴う独特の臭いが発生することがあります。「酸っぱいような」「チーズのような」臭いが特徴で、頭皮の赤みやかゆみを伴う場合は皮膚科への相談も検討してください。
臭いタイプ別の対策

皮脂・汗による臭いへの対策
シャンプーを見直す
最も基本的な対策はシャンプーの選び方と洗い方です。皮脂が多い方は「スカルプケアシャンプー」や「アミノ酸系洗浄成分」のシャンプーを選ぶと、頭皮の過剰な皮脂をしっかり落とせます。
ただし、洗浄力が強すぎるシャンプーを使い続けると、頭皮が乾燥して皮脂を過剰分泌してしまう「皮脂の悪循環」に陥ることがあります。頭皮の状態に合ったシャンプーを選ぶことが重要です。
シャンプーの方法を改善する
- シャンプー前に予洗い(ぬるま湯で1〜2分流す)を行い、汚れを浮かせておく
- シャンプーは頭皮を指の腹でマッサージするように洗う(爪で引っかかない)
- すすぎはシャンプーが残らないよう丁寧に行う(すすぎ不足が臭いの原因になることも)
炭酸シャンプーやスカルプケアを活用
炭酸の細かい泡が毛穴の奥の皮脂汚れを浮かせてオフします。自宅では炭酸シャンプーを週2〜3回使うのに加え、名取店のご案内にあるスカルプケアメニューも定期的に取り入れると効果的です。
加齢臭への対策
食生活の見直し
加齢臭の原因となる皮脂酸化を防ぐには、抗酸化作用のある食材(ビタミンC・E、ポリフェノール含有食品)を積極的に取り入れることが効果的です。動物性脂肪の多い食事は皮脂分泌を促すため、バランスの良い食事を意識しましょう。
専用シャンプーの活用
ノネナールに対応した「加齢臭ケア」「スカルプ消臭」と表記されたシャンプーが市販されています。加齢臭が気になる方は専用ラインを試してみるのも一つの方法です。
定期的なスカルプケア
名取店で対応している薬用スカルプケアは、毛穴の皮脂汚れを集中的にオフし、頭皮環境を整えるのに効果的です。加齢臭ケアの観点からも、月1〜2回のサロンケアをおすすめします。
タバコ・外部臭への対策
ヘアミストで臭いをブロック・消臭
外出前にヘアミストやヘアフレグランスを使っておくと、タバコや料理の臭いが髪に吸着するのをある程度防げます。香りの強くないタイプを選ぶと自然に使いやすいです。
タバコ臭はドライシャンプーで応急処置
職場や外出先でタバコ臭が気になったときは、ドライシャンプーを活用しましょう。スプレータイプのドライシャンプーを頭皮・髪に吹きかけてブラッシングするだけで、臭いを吸着して軽減できます。
髪のダメージケアで臭いを吸着しにくく
キューティクルが整っている健康な髪は、臭いを吸着しにくくなります。日常的なアウトバストリートメントや定期的なサロントリートメントで髪の状態を整えておくことが、外部臭への根本的な対策になります。
日中の臭い対策・携帯できるアイテム
| アイテム | 特徴 |
|---|---|
| ドライシャンプー | 皮脂・臭いを吸収。頭皮のリセットに |
| ヘアフレグランス | 香りで消臭・外部臭をマスク |
| ヘアミスト | 保湿しながら臭いを軽減 |
| 消臭スプレー(衣類用) | タバコ臭に即効性あり(直接スプレー) |
これらのアイテムをポーチに入れておくと、外出先での臭いリセットに便利です。
臭いが改善しない場合は頭皮トラブルのサインかも
日常のケアを行っても頭皮の臭いが改善しない・かゆみやフケを伴う場合は、脂漏性皮膚炎や接触性皮膚炎など皮膚科的な問題が背景にある可能性があります。
まずはかかりつけの皮膚科で相談されることをおすすめします。頭皮の状態を確認したうえで、美容室でのスカルプケアメニューを取り入れるとより効果的です。
まとめ
髪・頭皮の臭いの原因は「皮脂・汗」「加齢臭」「外部の臭い」「頭皮トラブル」に大別されます。それぞれの原因に合った対策を組み合わせることで、臭いの悩みを軽減できます。
シャンプーの選び方と洗い方の見直しが最も基本的かつ効果的な第一歩です。さらに気になる方は、名取店のスカルプケアメニューもぜひご利用ください。メニュー・料金はこちらから詳細をご確認いただけます。宮城県多賀城・名取で頭皮ケアのご相談をお待ちしています。店舗案内はこちら
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