
前髪がぺたんこになる主な原因
「朝はきれいにセットしたのに、昼には前髪がぺたんこになっている」——多くの方が経験するこの悩みには、はっきりとした原因があります。美容師の立場から、前髪が潰れる主なパターンを解説します。
1. 皮脂・頭皮の油分
頭皮から分泌される皮脂は、時間が経つにつれて前髪の根元に蓄積していきます。特に額に近い部分は皮脂腺が多いため、油分で根元が重くなり下に引っ張られます。皮脂の分泌が多い脂性肌の方は特に顕著です。
2. 汗・湿気
夏場や雨の日、運動後などは汗や湿気で前髪がぺたんこになりやすい。水分を含んだ髪は重くなり、また自然乾燥の際に束になる性質もあります。
3. ドライヤーの乾かし方が不十分
根元まで十分に乾かさずにいると、寝癖と同様に変な方向でクセがつきます。特に濡れたまま就寝したり、半乾きで一日を過ごすと翌日以降も根元が寝てしまいます。
4. 前髪の重さ・カットバランス
前髪の量が多すぎたり、一枚板のようにカットされている場合は、自重で下に落ちやすくなります。軽さとエアリー感が必要です。
朝のスタイリング:根元から立ち上がらせる方法

ステップ1:根元を湿らせてからリセット
前日のクセが残っている場合は、スプレーや霧吹きで根元だけを軽く湿らせます。全体をびしょびしょにする必要はなく、根元部分だけ水分を含ませてリセットする感覚です。
ステップ2:ドライヤーで根元を逆方向に乾かす
前髪を持ち上げて、根元を後ろから前に向かう方向(前髪が自然に流れる逆方向)にドライヤーをあてます。熱いうちに形をつけ、冷えたら一度逆方向に流してから正しい方向に整える——この「冷やして固める」工程が大切です。
ステップ3:ロールブラシで立ち上げ
細めのロールブラシ(32mm前後)に前髪を巻き付けてドライヤーをあてると、根元のボリュームが出やすくなります。熱を加えた後、ブラシを巻いたまま冷やすことでクセが定着します。
ステップ4:スタイリング剤は最小量で仕上げ
バームやワックスを使う場合は、少量を手のひらに伸ばし、前髪の毛先だけに軽くなじませます。根元にべったりつけると逆効果になるため注意。スプレーで仕上げる場合は20〜30cm離してふんわりかけましょう。
日中の前髪崩れを防ぐポイント
前髪の根元部分に皮脂吸着スプレーやドライシャンプーを活用
外出先で前髪が潰れてきたと感じたら、[ドライシャンプー](/column/dry-shampoo-usage-guide)や皮脂吸着パウダーを根元に軽く吹きかけるだけで復活します。過剰な油分を吸着し、根元にふんわり感が戻ります。
小さなコームやブラシを携帯する
昼休みやトイレで根元を軽くコーミングするだけでも、前髪に空気を入れてリフレッシュできます。水をごく少量つけた状態でブラシをあてて根元を持ち上げ、自然乾燥させるだけでOKです。
前髪を固定するピンやクリップを一時的に使用
急いでいるときは、前髪の根元をクリップで持ち上げた状態で5〜10分置くことで、根元が立ち上がった状態に戻しやすくなります。
サロンで根本的に解決する方法
自宅でのケアだけでは限界を感じる場合は、美容室での施術が効果的です。
1. 前髪の根元パーマ(根元縮毛矯正・部分パーマ)
根元だけに軽いパーマをかけることで、自然に立ち上がるクセをつけることができます。前髪全体にパーマをかけると曲がりすぎることがあるため、根元のみに施術する「根元パーマ」を美容師に相談してみましょう。
2. 前髪カットの見直し
前髪が重すぎる場合は、内側のすき鋏でボリュームを調整してもらうだけで大きく改善することがあります。一枚板ではなく、段差をつけたカットに変更することで空気感が生まれます。
3. 頭皮ケアで皮脂バランスを整える
皮脂が多い方は、頭皮ケアシャンプーやサロンでの頭皮スパで皮脂の過剰分泌を抑えることも、前髪ぺたんこ対策として有効です。
湿気・雨の日に前髪がぺたんこになるときの対策
雨の日や湿度の高い日に前髪が特にぺたんこになるのは、髪が空気中の水分を吸って重くなり、束になって根元から潰れやすくなるためです。前髪は皮脂の多い額に近く、汗・湿気・皮脂が重なることで崩れが目立ちます。湿気の日は次のポイントを意識しましょう。
- 朝のスタイリングをキープ力のあるスプレーで固定する:根元を立ち上げた後、20〜30cm離してキープスプレーを軽くかけ、湿気で崩れにくい土台を作ります。
- ヘアオイルのつけすぎに注意する:油分が多いと湿気を含んだときに重さが増し、逆にぺたんこになりやすくなります。オイルは毛先の中間から先だけに少量が基本です。
- 前髪だけ湿気に強いスタイリング剤を使う:全体とは別に、前髪にはややハードめのキープ剤を選ぶと一日崩れにくくなります。
- 分け目を日によって少しずらす:いつも同じ分け目だと根元のクセがつきやすいので、分け目を数ミリずらすと根元が立ち上がりやすくなります。
- 帰宅前・外出先ではドライシャンプーでリセット:根元の皮脂と湿気を吸着させることで、ふんわり感が戻ります。
よくある質問
Q. 湿気や雨の日に前髪がぺたんこになるのはなぜですか?
A. 髪は空気中の水分を吸うと重くなり、束になって根元から潰れやすくなります。特に前髪は皮脂の多い額に近く、汗・湿気・皮脂が重なることでぺたんこが目立ちます。キープ力のあるスプレーで固定し、オイルのつけすぎを避けると崩れにくくなります。
Q. 前髪のぺたんこを一日キープするにはどうすればいいですか?
A. 朝、根元を一度湿らせてから前髪が流れる逆方向にドライヤーをあて、冷風で固定するのが基本です。スタイリング剤は毛先に少量だけつけ、根元にはつけないこと。日中はドライシャンプーや皮脂吸着パウダーを根元に使うとふんわり感が戻ります。
Q. 前髪のぺたんこは美容室で根本的に直せますか?
A. 前髪の根元だけに軽いパーマ(根元パーマ)をかけると、自然な立ち上がりのクセをつけられます。また前髪が重すぎる場合は、内側をすいてボリュームを調整するだけでも大きく改善します。
まとめ
前髪がぺたんこになる原因は「皮脂・汗・乾かし方・カットバランス」の4つが主なものです。朝のドライヤーテクニックと日中のリタッチを組み合わせることで、長時間ふんわりとした前髪をキープできます。根本的に解決したい場合は、サロンでのカット相談や根元パーマが効果的です。Costa hairでは前髪のお悩み相談も受け付けていますので、気軽にご来店ください。
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