
パーマをかけた直後はサロンで仕上げてもらったカールが美しいのに、自宅に帰って翌朝シャンプーしたら「なんか違う…」「カールが出ない」と感じたことはありませんか?実はパーマヘアのスタイリングには、普通のヘアセットとは少し違うコツがあります。
この記事では、パーマをかけた方が毎朝実践できるスタイリング手順と、カールをきれいに出すためのポイントを美容師が解説します。
パーマ後の朝セットがうまくいかない理由
パーマのカールは、水分を吸収することで形状記憶が発動する仕組みになっています。乾燥した状態では、パーマのウェーブやカールが眠った状態になってしまいます。これが「朝起きたらカールが消えている」と感じる原因のひとつです。
また、寝ている間の摩擦でカールがほつれたり、枕との接触でつぶれたりすることも、朝に形が崩れる要因です。
パーマヘアの朝のスタイリング基本手順

ステップ1:まず髪を「濡らす」
パーマヘアの朝のセットは「濡らす」ことから始めます。シャンプーをする必要はありません。スプレーボトルに水を入れて、髪全体に軽く吹きかけます。特にカールが戻りにくい部分(後頭部・えり足)は念入りに水分を与えましょう。
ぬれたタオルで軽く髪全体を包む「タオル蒸し」も効果的です。蒸気で髪がふっくらして、カールが記憶通りに戻りやすくなります。
注意: びしょびしょに濡らす必要はありません。全体がしっとりした程度(水分量60〜70%くらい)がベストです。
ステップ2:スタイリング剤をなじませる
濡れた状態のうちにスタイリング剤をなじませます。この順番が重要で、乾いた状態で塗るより濡れた状態のほうがカールの形に馴染みやすいためです。
スタイリング剤の選び方は後述しますが、量の目安は「少ないかな?」と感じるくらいが適量です。多すぎるとカールがだれてしまい、重さでウェーブが伸びてしまいます。
両手のひらにスタイリング剤を広げ、髪の中間から毛先に向かってもみ込むようになじませます。根元にはつけすぎないのがポイントです。
ステップ3:ディフューザーで乾かす(最重要)
ここが一番大切なポイントです。パーマヘアは通常のブローと異なり、「ディフューザー(拡散アタッチメント)」を使って乾かすことでカールが最大限に引き出せます。
ディフューザーがドライヤーについていない場合は、ドライヤーを手に持って「弱風」「中温」で風を当てながら、もう片方の手でカールをもみ込むように乾かしてください。
乾かし方の手順:
- 下を向いて頭を逆さにした状態でカールをもみ込みながら乾かす
- 70〜80%乾いたら自然乾燥に切り替える(完全乾燥させるとカールがかたくなりやすい)
- 完全に乾いたら、最後に少量のヘアオイルを毛先に重ねてツヤを出す
ステップ4:仕上げのオイルかスプレー
乾いた後に全体がパサついて見える場合は、ヘアオイルを少量(1〜2プッシュ)手になじませて毛先を中心になでつけます。ツヤが出てカールが引き立ちます。
ふんわり感を出したい方はバームタイプがおすすめで、束感を出したい方はジェルやクリームが向いています。
パーマに合うスタイリング剤の選び方
ムース・フォームタイプ
最もカールが出やすいスタイリング剤です。スタイリング力が高く、ウェーブやコイルカールをはっきり出したい方に向いています。硬すぎる仕上がりが苦手な方は「ソフトタイプ」を選びましょう。
クリームタイプ
ナチュラルでやわらかい仕上がりが特徴。デジタルパーマなど大きめのカールに特に相性が良いです。ヘアケア成分が配合されているものが多く、パーマで傷んだ髪のケアを兼ねられます。
オイルタイプ
カールをしっかり出すというよりも、ツヤと保湿を補助する役割です。クリームやムースと組み合わせて仕上げに使うと、パサつきを抑えながらナチュラルなカールが完成します。
ジェルタイプ
束感・濡れ感のある仕上がりにしたい方向けです。コテットカール・スパイラルなど細かいカールのパーマに向いています。ただし乾くとかたくなりやすいため、使いすぎに注意。
カールを長持ちさせる日常ケアのポイント
夜のシャンプー後は丁寧に乾かす
パーマのカールは夜の乾かし方でも翌朝の仕上がりが変わります。シャンプー後は柔らかいタオルで「包む」ように水分をとり、タオルドライ後すぐドライヤーで根元から乾かします。完全に乾いた状態で寝ることで、朝のカールが戻りやすくなります。
就寝時はシルクのナイトキャップを活用
まとめ髪にして寝ることで摩擦を軽減し、カールのほつれを防げます。ナイトキャップやシルク素材の枕カバーも有効です。
パーマ用シャンプーを使う
パーマをかけたらシャンプーもパーマ対応のものに変えることをおすすめします。カールを維持するための保湿成分が豊富で、通常のシャンプーに比べてパーマの持ちが良くなります。
まとめ
パーマ後の朝スタイリングで最も重要なのは「水で濡らす→スタイリング剤をなじませる→ディフューザーで乾かす」の3ステップです。この流れを習慣にするだけで、パーマのカールが毎朝きれいに再現されます。パーマの種類やカールの大きさによって最適なスタイリング剤も変わるので、サロンでパーマをかける際にスタイリストに相談してみてください。多賀城・名取のコスタヘアーでも、施術後にご自宅でのスタイリング方法を丁寧にご案内しています。
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