
旅行は楽しい反面、普段とは異なる環境が髪に予想外のダメージを与えることがあります。「飛行機に乗ったら髪がパサパサになった」「温泉に入ったらカラーが変色した」「海外でシャンプーがうまく泡立たない」——こういったトラブルは事前の知識とケアで多くを防げます。
旅行前・旅行中・旅行後のヘアケアを美容師の視点でまとめました。
機内での乾燥対策
飛行機の機内は湿度が非常に低く、20〜25%程度まで乾燥することがあります(快適とされる湿度は40〜60%)。この極端な乾燥環境は、髪と頭皮の水分を急速に奪います。
機内での髪の乾燥を防ぐポイント
アウトバストリートメントを出発前にしっかり使う
搭乗前、空港での準備段階でヘアオイルやヘアミルクをしっかり髪になじませておきましょう。コーティング効果のあるオイルを毛先中心につけておくことで、機内の乾燥空気から髪を守れます。
小型のヘアオイルを機内に持ち込む
長距離フライトの場合は、機内でも追加のヘアオイルをなじませると効果的です。液体は100mL以内であれば機内持ち込み可能(国際線の場合)なので、旅行用の小型ボトルに移し替えて持参しましょう。
まとめ髪にして摩擦を防ぐ
乾燥した機内で座席にもたれかかると、背もたれとの摩擦で髪のキューティクルが傷みます。ゆるいお団子やブレイズ(三つ編み)などにまとめておくと、摩擦ダメージを軽減できます。
水分補給を意識する
機内では意識して水をこまめに飲むことで、体内の水分量を保つことも髪の乾燥対策に間接的につながります。
温泉・硫黄泉でのカラー変色対策

温泉は成分によって髪に予想外の影響を与えることがあります。特にヘアカラーをしている方は注意が必要です。
温泉で起こる髪トラブル
硫黄泉でのカラー変色
硫黄を含む温泉(白濁のにごり湯など)は、ヘアカラーの色素と反応して色が変わることがあります。特にケアブリーチやフルカラーで明るめの髪色にしている方はリスクが高めです。
アルカリ性泉での髪の膨潤・ダメージ
重曹泉やナトリウム塩化物泉などアルカリ性の温泉はキューティクルを開いた状態にしやすく、長時間浸かると髪のダメージが進みやすくなります。
対策
温泉に入る前にしっかり濡らす
髪を水で濡らしてからお湯(温泉水)に入ると、温泉成分の吸着を最小限に抑えられます。乾いた状態の方が温泉水を吸収しやすいためです。
温泉後はすぐに洗い流す
温泉から上がったらできるだけ早く清水でシャンプーし、温泉成分を洗い流しましょう。温泉施設の洗い場を使うか、旅館・ホテルのシャワーをすぐに使うのが理想です。
ヘアキャップを活用する
温泉にヘアキャップを持参して、髪が直接湯に浸からないようにするのも有効な対策です。顔をしっかり洗いたい・頭皮まで温泉を楽しみたい場合を除き、ヘアキャップで髪を守りましょう。
海外旅行と硬水問題
日本の水は軟水ですが、ヨーロッパや北米など多くの地域では「硬水」が使われています。硬水にはカルシウムやマグネシウムなどのミネラルが多く含まれており、日本のシャンプーで洗うと泡立ちにくく、すすいでもきしみや残留感が出やすくなります。
硬水が髪に与える影響
- シャンプーが泡立たず洗いにくい
- 洗い流した後もきしみ・ゴワつきを感じる
- カルシウム・マグネシウムが髪に付着してゴワつきや変色の原因になる
- カラーの色落ちが早まる場合がある
硬水対策
クエン酸・ビネガーリンスを持参する
硬水のカルシウム・マグネシウムは酸性のもので中和できます。旅行用に小型ボトルにクエン酸水(水500mLにクエン酸小さじ1杯程度)を作って持参するか、市販のビネガーリンス製品を使うとすすぎ後のきしみを軽減できます。
トリートメントを多めに使う
硬水の影響で髪のキューティクルが荒れやすくなるため、トリートメントを普段より多めに使うことで補います。
ミネラルウォーター(軟水)でのすすぎ
コスト面では難しいこともありますが、購入したミネラルウォーター(軟水)でシャンプー後のすすぎを行うと、きしみを大幅に抑えられます。
プール・海でのダメージ対策
夏のバカンスや旅行先でのプール・海水浴も、髪への負担が大きい環境です。
プールの塩素:塩素は殺菌力が強く、髪のたんぱく質を変性させてダメージの原因になります。カラーの色落ちも起きやすくなります。
海水(塩分):塩分が髪に残ると乾燥・きしみ・ゴワつきを引き起こします。
対策
- プール・海に入る前:ヘアオイルを塗布して皮膜を作り、塩素・塩分の吸着を減らす
- 入水中:スイムキャップで髪全体をカバーする(特にカラーや縮毛矯正をしている方)
- 上がったらすぐにシャンプー:塩素や塩分を早めに洗い流すことが最重要
- シャンプー後:トリートメントで水分・栄養を補給する
旅行に持っていきたいヘアケア必須アイテム
| アイテム | 用途 |
|---|---|
| ヘアオイル(小型) | 乾燥・摩擦ダメージ防止、機内・プール前に |
| [アウトバストリートメント](/column/in-bath-vs-out-bath-treatment-guide-2026-05-11) | 旅行先での毎日ケア |
| クエン酸水・ビネガーリンス | 硬水対策 |
| ヘアキャップ | 温泉・プール時の保護 |
| ドライシャンプー | 洗えない状況の応急処置 |
| コーム(目の粗いもの) | 濡れた髪のほぐし用 |
旅行中は荷物をコンパクトにしたいものですが、最低限「ヘアオイル」と「アウトバストリートメント」の2点を持参するだけでも、旅先での髪トラブルをかなり防ぐことができます。
まとめ
旅行中の髪トラブルは、環境の変化(乾燥・水質・温泉成分・塩素)への事前対策と旅先でのケア継続で多くを防げます。出発前にしっかりトリートメントしておくことと、アウトバスケアアイテムを持参することが最も基本的な対策です。
旅行後に「髪がダメになった」と感じたら、コスタヘアーへ。ダメージ補修のトリートメントメニューや、カラーの色補正など、旅行後の髪のリカバリーを全力でサポートします。メニュー・料金はこちらから対応メニューをご確認いただけます。宮城県多賀城・名取のコスタヘアーへお気軽にご相談ください。店舗の詳細は多賀城店のご案内・名取店のご案内、ご不明な点はよくある質問もあわせてご覧ください。
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