
なぜ「自分の髪の[ダメージレベル](/column/hair-damage-level-diagnosis-care-plan-2026-05-17)」を知る必要があるのか
ヘアケアにおいて「とりあえず良さそうなトリートメントを使う」という方は多いですが、ダメージの程度に合っていないケアをしても思うような効果が出ません。むしろ、ダメージが少ないのに重いトリートメントを使い続けると、髪が重くなったりベタついたりすることもあります。
まず自分の髪のダメージレベルを把握し、それに合ったケアを選ぶことが最短の近道です。
自宅でできる髪ダメージ診断5つのチェック

以下の5つを確認してみてください。当てはまる項目が多いほど、ダメージが進んでいる可能性があります。
チェック1:濡れた髪を引っ張ってみる
洗髪後に1本の髪を取り、軽く引っ張ります。
- 健康な髪:ある程度伸びてから元に戻る
- 軽ダメージ:少し伸びるが戻る力がやや弱い
- 中〜重ダメージ:すぐに切れてしまう、またはほとんど弾力がない
髪のタンパク質(コルテックス)が損傷していると、濡れた状態での弾力が失われます。
チェック2:乾いた髪の毛先の広がり方を見る
ドライヤーで乾かした後、毛先の状態を確認します。
- 低ダメージ:毛先がまとまって落ちる
- 中ダメージ:毛先が少しパサつく・広がる
- 高ダメージ:毛先が大きく広がる・枝毛が目立つ・手触りがザラザラ
チェック3:濡れた状態のクシ通り
洗髪後にコームで髪をとかしたとき、どのくらい引っかかるかを確認します。
- 低ダメージ:スルッと通る
- 中ダメージ:少し引っかかる
- 高ダメージ:かなり引っかかる・ブチブチ切れる
キューティクルが傷んでいると、クシが引っかかりやすくなります。
チェック4:髪の吸水テスト
1本の髪を水の入ったコップに入れます。
- 健康な髪:すぐに水面に浮かぶ(キューティクルが整っているため水を弾く)
- ダメージ毛:すぐに沈む(キューティクルが開いていて水を吸い込む)
沈むのが早いほど、キューティクルが損傷している目安になります。
チェック5:カラー後・パーマ後の色落ち・ウェーブの持続期間
- 低ダメージ:カラーが3〜4週間持つ、パーマが2〜3か月維持
- 中ダメージ:カラーが2週間で色落ち、パーマが1か月でとれ始める
- 高ダメージ:カラー後1週間で色落ちが目立つ、パーマが2週間でほぼとれる
ダメージレベル別ケア戦略
レベル1(低ダメージ):予防ケアが最優先
チェック項目が1〜2つ当てはまる場合は、まだ軽い段階です。この段階では「これ以上ダメージを進めない」予防ケアを中心にします。
ケア戦略
- シャンプー:適切な洗浄力のアミノ酸系シャンプーを使う
- コンディショナー:毎日の使用でキューティクルを整える
- [アウトバストリートメント](/column/in-bath-vs-out-bath-treatment-guide-2026-05-11):乾燥・熱ダメージを防ぐために洗髪後と朝のスタイリング前に使う
- ドライヤーの熱設定:150〜160℃以下を意識する
重いトリートメントは週1回程度で十分。毎日使う必要はありません。
レベル2(中ダメージ):補修ケアを本格的に取り入れる
チェック項目が3〜4つ当てはまる場合は、タンパク質やCMC(細胞間脂質)が失われ始めています。この段階では補修を積極的に取り入れます。
ケア戦略
- シャンプー:ダメージケア用・補修成分配合のシャンプーに切り替える
- トリートメント(インバス):毎日使用し、5〜10分放置してから洗い流す
- アウトバストリートメント:ミルク系・クリーム系など保湿力の高いものを選ぶ
- 週1回のヘアマスク/ヘアパック:集中補修できるタイプを取り入れる
- サロントリートメント:2〜3か月に1回の頻度でサロンでの集中ケアを行う
この段階から「タンパク質補給系(PPT成分配合)」のトリートメントが特に効果的です。
レベル3(高ダメージ):サロンケアとの組み合わせが必須
チェック項目が5つ全て当てはまる、または毛先が指でつまむとポキッと折れる感覚がある場合は、重症ダメージです。自宅ケアだけでは改善が難しく、サロンでの施術が効果的です。
ケア戦略
- シャンプー:極力洗浄力の弱いシャンプーを使う(アミノ酸系・弱酸性)
- トリートメント:毎日使用し、セラミドやMEA成分を含むタイプを選ぶ
- 毛先のカット:枝毛・切れ毛が多い毛先は定期的にカットしてダメージの連鎖を断つ
- サロントリートメント(プレックス系、酸熱系など):2〜4週間に1回の集中ケア
- カラー・パーマの頻度を落とす:ダメージが回復するまで施術間隔を広げる
補修優先度マトリクス
ダメージ要因(カラー・パーマ・熱・乾燥)によって、どの成分を補給すべきかが変わります。
| ダメージ要因 | 主に失われるもの | 補修で優先すべき成分 |
|---|---|---|
| カラー繰り返し | タンパク質・CMC | PPT(加水分解ケラチンなど) |
| パーマ | タンパク質の変性 | 加水分解シルク・ケラチン |
| 熱スタイリング | 水分・CMC | セラミド・ヒアルロン酸 |
| 乾燥 | 水分・油分バランス | シアバター・ホホバオイル・スクワラン |
| 複合(全て) | 全て | プレックス系(ボンドビルダー) |
よくある間違いケア
「補修のためにトリートメントを毎日大量に使う」
補修系トリートメントを毎日たっぷり使い続けると、タンパク質過多(プロテインオーバーロード)になり、髪が硬くなったりギシギシになることがあります。「多く使えば効く」ではなく「適量・適頻度」が正解です。
「ダメージが進んでいるほどトリートメントを長く置く」
放置時間が長いほど効果が上がるわけではありません。商品に記載された放置時間を守るのが最も効果的です。
「ドライヤーを使わず自然乾燥にする」
濡れた髪のまま放置することも、摩擦・雑菌繁殖・キューティクルのダメージにつながります。低温・短時間でドライヤーを使う方が、自然乾燥より髪に優しいです。
サロンで相談するタイミング
以下の場合は、ご自身でのホームケアに加えてサロン相談をおすすめします。
- 毛先がパキパキと折れる感覚がある
- カラーが2週間で色落ちしてしまう
- パーマが1か月以内にほぼとれる
- いくらケアしても手触りが改善しない
コスタヘアー(多賀城・名取)では、カウンセリングで現在の髪の状態を確認した上で、サロントリートメントの種類や自宅でのケア方法をご提案しています。「自分の髪がどのダメージ段階なのかわからない」という方も、ぜひ気軽にご来店ください。正しいケアを続けることで、健やかな髪質に近づけていきましょう。
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