
「ヘアオイル」と「ヘアミルク」、どちらを使えばいいの?
ドラッグストアや美容室のシェルフには、[アウトバストリートメント](/column/in-bath-vs-out-bath-treatment-guide-2026-05-11)(洗い流さないトリートメント)がずらりと並んでいます。その中でも特に種類が豊富なのが「ヘアオイル」と「ヘアミルク(ヘアクリーム)」です。
「どっちも髪に塗るものでしょ?」と思う方もいるかもしれませんが、実は仕組みも得意なことも異なります。自分の髪質に合っていないものを使い続けると、思ったほど効果が出なかったり、逆にベタついたりすることも。
この記事では、ヘアオイルとヘアミルクそれぞれの特徴・違い・向いている髪質・効果的な使い方を美容師がわかりやすく解説します。
ヘアオイルとは

ヘアオイルは主成分が油脂(植物油・シリコンオイルなど)のアウトバストリートメントです。水分を含まないか、ごく少量しか含まない「油中心」の製品です。
ヘアオイルの主な働き
- コーティング効果が高い: 髪の表面をオイルの膜で覆い、外部からの湿気・摩擦・熱ダメージを防ぎます。
- ツヤ感・まとまり感をプラス: オイル特有の光沢が髪にツヤを与え、広がりを抑えます。
- 水分の蒸発を防ぐ: 髪内部の水分を閉じ込めることで乾燥を防ぎます(保湿した水分を保つ「封じ込め」効果)。
向いている髪質・タイプ
- 硬くて広がりやすい髪(剛毛・多毛)
- 乾燥が気になるダメージ毛
- 梅雨・雨の日に湿気でうねりやすい髪
- ツヤ感・まとまり感を出したい方
ヘアミルク(ヘアクリーム)とは
ヘアミルクは水分と油分を乳化(混ぜ合わせた)させたアウトバストリートメントです。乳液のような見た目・質感が特徴で、「ヘアクリーム」と呼ばれることもあります。
ヘアミルクの主な働き
- 保湿・水分補給: 水分を多く含むため、髪に潤いを直接補給します。
- 柔らかさ・しなやかさをプラス: 髪の内部に水分を届け、柔軟性を高めます。
- 軽いテクスチャーで使いやすい: ヘアオイルに比べてベタつきが少なく、細い髪でも使いやすいです。
向いている髪質・タイプ
- 細くてペタンとしやすい髪(軟毛・猫っ毛)
- 乾燥による硬さ・パサつきが気になる
- ベタつきが苦手でサラッとした仕上がりが好き
- 軽やかなナチュラルスタイルにしたい方
ヘアオイルとヘアミルクの主な違いまとめ
| 比較項目 | ヘアオイル | ヘアミルク |
|---|---|---|
| 主成分 | 油脂・オイル | 水分 + 油分(乳化) |
| テクスチャー | とろっとした液体 | 乳液状・クリーム状 |
| 仕上がり | ツヤ感・重め | さらさら・軽め |
| 保湿の仕組み | 水分の蒸発を防ぐ(封じ込め) | 水分を直接補給 |
| ベタつき | やや出やすい | 少ない |
| 向いている髪 | 硬め・多め・広がりやすい | 細め・軟毛・ペタンとしやすい |
効果的な使い方
基本の手順(共通)
- お風呂上がり、タオルで髪の水分をやさしく取る(ゴシゴシ摩擦は厳禁)
- 手のひらに適量を広げ、温める
- 髪の中間〜毛先を中心になじませる(根元への塗布は基本 NG)
- ドライヤーで根元から乾かす
量の目安
- 肩上の[ショートヘア](/column/bold-short-hair-change-success-guide-2026-05-03): 1〜2 プッシュ(または小豆大)
- ミディアム〜ロング: 2〜3 プッシュ(パール大〜10 円玉大)
多すぎるとベタつき・ボリュームダウンの原因になります。最初は少量から試して調整してください。
「どちらを選ぶか迷ったら」の判断フローチャート
以下の質問に答えていくと、自分に向いているタイプがわかります。
Q1. 髪は細い方ですか、太い方ですか?
- 細い・ペタンとなりやすい → ヘアミルク
- 太い・硬い・広がりやすい → ヘアオイル
Q2. 仕上がりに何を求めますか?
- ツヤ感・まとまり感 → ヘアオイル
- しっとり柔らかい質感 → ヘアミルク
Q3. ベタつきは気になりますか?
- べたべたは絶対 NG → ヘアミルク(またはミストタイプ)
- ある程度のしっとり感は好き → ヘアオイル
両方を組み合わせて使う方法
「どちらか一方だけ」と決める必要はありません。ヘアミルクで水分を補給してから、その上にヘアオイルでコーティングする「重ね使い」も効果的です。
使い方の順番: ヘアミルク(水分補給)→ ヘアオイル(蓋をする)
ただし細い髪の方が両方使うとボリュームが落ちやすいため、その場合はヘアミルクのみにするか、ヘアオイルを少量に抑えるのがおすすめです。
まとめ
ヘアオイルとヘアミルクは、どちらも「洗い流さないトリートメント」ですが、得意なこととアプローチの仕方が異なります。
- ヘアオイル: コーティング・ツヤ・広がり抑制が得意。硬め・多め髪向き
- ヘアミルク: 水分補給・柔らかさ・軽い仕上がりが得意。細め・軟毛向き
自分の髪質に合ったアウトバストリートメントを選ぶことが、毎日のヘアケアの満足度を大きく左右します。「選び方がわからない」「今使っているものが合っているか確認したい」という方は、ぜひ施術時にスタッフへお気軽にご相談ください。よくある質問もあわせてご覧いただけます。
コスタヘアーでは、髪質や状態に合わせたホームケアのご提案も行っています。サロンについて詳しくはこちらからご確認いただけます。
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