
スキーやスノーボードを楽しんだあと、髪がひどくパサパサになったという経験はありませんか?冬のウィンタースポーツは、実は頭皮と髪にとって過酷な環境の連続です。紫外線・乾燥・摩擦・塩素(インドアスキー場の場合)といったダメージ要因が重なるため、適切なケアを知っていると知らないとでは、シーズン後の髪のコンディションに大きな差が出ます。この記事では、スキー・スノーボードシーズンを楽しみながら髪を守るためのケア方法を、美容師の視点から解説します。
なぜウィンタースポーツで髪が傷むのか
ウィンタースポーツが髪にダメージを与える主な理由は4つあります。
- 紫外線 雪山での紫外線量は、平地の2〜3倍になることがあります。雪は紫外線を80〜90%反射するため、上からも下からも紫外線が当たる状態です。紫外線はキューティクルを破壊し、タンパク質の酸化を引き起こすため、カラーの褪色やパサつきの原因になります。
- 極度の乾燥 気温が低い山岳環境では空気が非常に乾燥しています。さらにゴーグルやヘルメットで頭部が密閉されると、汗をかいて蒸れた後に急激に乾燥するという温度・湿度のサイクルが繰り返され、髪の内部の水分が失われやすくなります。
- ヘルメット・ゴーグルによる摩擦と静電気 ヘルメットをかぶると髪との摩擦が継続的に発生します。プラスチック素材との接触で静電気も起きやすく、キューティクルが毛羽立ちます。特にカラーやパーマをしている方、細毛の方は影響を受けやすい傾向があります。
- スキー場の水質 スキー場の更衣室や施設のシャワーは、地域によって硬水(ミネラル分が多い水)であることがあります。硬水で洗髪すると、ミネラルが髪に残り、ごわつきやパサつきの原因になることがあります。
スキー・スノボ前日にやっておくべきヘアケア

当日を最良のコンディションで迎えるために、前日の夜にしっかりとケアをしておきましょう。
- ディープトリートメントを行う 前日の夜はトリートメントマスクを使って集中補修をしておきます。洗髪後、タオルドライした状態でヘアマスクを塗布し、10〜15分置いてから流すことで、髪の内部に水分とタンパク質を補充できます。
- UVカットオイルを事前塗布する ドライヤー後、UV対応のヘアオイルを毛先中心に馴染ませておきます。朝の出発前にも同様にオイルを塗布しておくと、紫外線と乾燥のダブルダメージを軽減できます。
- 保護力の高いヘアスタイルを選ぶ ヘルメット着用時は、ポニーテールや内側に折り込んだひとつ結びが髪の絡まりを防ぎます。お団子にすると後頭部の摩擦が増えるため、ヘルメットの形状に合わせてアレンジを工夫しましょう。
スキー場での当日ケアポイント
- ゴーグル跡を残さない ゴーグルのフレームが当たる生え際部分は摩擦が集中します。ゴーグルのフォーム素材が直接肌・髪に当たる部分には薄くオイルを塗っておくと、摩擦を減らすことができます。
- こまめに水分補給と保湿 リフト待ちの間や休憩時に、ポーチサイズのヘアミストをシュッとかけるだけで乾燥を防げます。ヘアミストは内部補水型のものを選ぶと効果的です。
- 蒸れた後の急速乾燥に注意 ヘルメットを脱いだあと、髪が汗で蒸れた状態になっています。この状態のまま寒い屋外に出ると一気に乾燥するため、ロッカーでのお着替えの際はすぐにドライヤーで乾かすか、速乾性のタオルで水分をしっかり拭き取りましょう。
スキー・スノボ後のアフターケア
楽しんだ後のケアを丁寧に行うことで、翌日の髪のコンディションが変わります。
- シャンプーの選び方 スキー場での汗・皮脂汚れをしっかり落としながらも、バリア機能を守るアミノ酸系シャンプーを使いましょう。泡立てながら頭皮をマッサージするように洗うと、血行も促進されます。
- トリートメントは毛先を重点的に シャンプー後はコンディショナーとトリートメントを両方使うと安心です。特に毛先は乾燥とダメージが集中するため、たっぷり塗布して2〜3分置いてから流すようにします。
- ドライヤーを必ず使う 自然乾燥はNGです。半乾きの状態で放置すると、頭皮に雑菌が繁殖しやすくなるうえ、髪の形が崩れ傷みが進みます。根元から毛先に向かってブロー乾燥し、最後は冷風で仕上げるとキューティクルが整います。
シーズン中の定期ケアサイクル
週1〜2回のペースでヘアマスクを使ったスペシャルケアを行うことをおすすめします。また、シーズン中は2〜3ヶ月に1度は美容室でのサロントリートメントを受けると、ホームケアでは対処しきれないダメージを補修できます。
カラーをされている方は、色落ちが進みやすい時期でもあります。シーズン前にカラーをしておき、シーズン後に補修カラーを入れるという計画を立てると、一年を通じて美しいカラーを維持しやすくなります。
コスタヘアーからひとこと
冬の楽しいアクティビティを思いっきり楽しみながら、髪のダメージも最小限に抑えることは十分可能です。事前の準備とシーズン中のこまめなケア、アフターケアをセットで習慣にすることが大切です。コスタヘアー(多賀城・名取)では、ウィンタースポーツシーズン前後の集中トリートメントメニューもご用意しています。「スキーに行く前にしっかりケアしたい」「シーズン後に髪がパサパサになってしまった」という方は、ぜひお気軽にご相談ください。
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