
サウナは髪にとって過酷な環境
近年、サウナブームが続いており、週に何度もサウナを楽しまれる方が増えています。健康効果や美容効果が注目される一方で、サウナが髪と頭皮に与えるダメージについてはあまり知られていません。
サウナ室の温度は80度から100度に達し、湿度は低く設定されていることが多いです。この高温低湿の環境は、髪のキューティクルを開かせてタンパク質や水分を蒸発させます。さらに大量の発汗が起こるため、頭皮の皮脂バランスも乱れやすくなります。
コスタヘアーでもサウナ好きのお客様から「髪がパサつくようになった」「頭皮が乾燥してかゆい」というお声をいただくことがあります。正しいケアを知ることで、サウナと健康な髪を両立させることができます。
サウナが髪に与える3つのダメージ

1. 高温によるキューティクルダメージ
髪のキューティクルは熱に弱く、80度以上の高温にさらされると開いたまま閉じにくくなります。キューティクルが正常に機能しないと、内部の水分とタンパク質が外に逃げ出し、乾燥・パサつき・ツヤ不足の原因になります。
特にカラーや縮毛矯正をしている髪は、すでにキューティクルが処理されているため、ダメージを受けやすい状態にあります。
2. 乾燥による水分損失
サウナ室の湿度は10〜20%程度と非常に低く、体だけでなく髪も急激に乾燥します。健康な髪の水分含有量は12〜13%ですが、サウナ内では短時間でこれを下回ることがあります。水分が失われた髪は柔軟性を失い、切れ毛や枝毛が生じやすくなります。
3. 汗による頭皮への影響
サウナ中に大量の汗をかくと、汗に含まれる塩分が頭皮に残りやすくなります。シャワーで洗い流さずに放置すると、頭皮の乾燥・かゆみ・雑菌の繁殖につながることがあります。また、過剰な皮脂分泌を招くケースもあります。
サウナ前に知っておきたい準備のコツ
ヘアオイルやトリートメントでバリアを作る
サウナに入る前に、[アウトバストリートメント](/column/in-bath-vs-out-bath-treatment-guide-2026-05-11)やヘアオイルを髪全体に薄くなじませておくと、熱から髪を保護するバリアになります。特に毛先など乾燥しやすい部分に重点的に塗布しましょう。
シリコーン系のオイルやバター系のトリートメントは熱に対して比較的安定しており、プロテクト効果が高いです。
髪をまとめて熱の影響を減らす
髪を下ろしたままサウナに入ると、熱に触れる面積が広がり、ダメージが大きくなります。緩くまとめてお団子にし、タオルで包む「サウナハット」の使用も効果的です。サウナハットはウールや綿素材のものが熱を遮断する効果が高く、愛好家の間で人気が高まっています。
乾いた状態でサウナに入る
湿った髪のままサウナに入ると、熱が均一に伝わりやすく、よりダメージが進行します。シャンプー後にサウナに入る場合は、まず8割程度乾かしてから入るとよいでしょう。
サウナ後のアフターケア手順
1. シャワーで頭皮をすっきり洗い流す
サウナ後はぬるま湯(38〜40度)で頭皮をしっかりすすぎましょう。汗と皮脂を洗い流すことが目的です。必ずしも毎回シャンプーする必要はなく、ぬるま湯だけで洗う「湯シャン」で十分な場合もあります。
ただし、整髪料を使用している場合や汗をかなりかいた場合は、低刺激のシャンプーで洗うことをおすすめします。
2. トリートメントで水分を補給する
サウナ後の髪は水分が失われた状態です。インバストリートメントを毛先を中心になじませ、2〜3分おいてから洗い流しましょう。週に1〜2回は集中ケアのヘアマスクを使うと、より高い補修効果が得られます。
3. 丁寧なタオルドライと低温ドライヤー
タオルで髪をゴシゴシとこすらず、タオルで優しく包んで水分を吸わせます。ドライヤーは熱ダメージを避けるため、できれば低温モードか、60〜70度の設定で乾かすのが理想です。根元から毛先の順に、髪の流れに沿って風を当てましょう。
4. 仕上げにヘアオイルで保湿
乾かした後はヘアオイルやヘアミルクを毛先を中心になじませて保湿します。髪の内側から蒸発した水分を補い、キューティクルを整える効果があります。
サウナ頻度と髪ダメージの関係
| 頻度 | 髪への影響 | 推奨ケア |
|---|---|---|
| 週1回 | 軽微 | 通常のホームケアで対応可 |
| 週2〜3回 | 中程度 | 保護オイル使用+週1ヘアマスク |
| 週4回以上 | 蓄積しやすい | サウナハット使用+月1サロンケア |
サウナを週に4回以上楽しまれる場合は、月に一度サロンでのトリートメントを組み合わせることで、ダメージの蓄積を防ぐことができます。美容師に「サウナをよく使う」と伝えていただけると、その状態に合ったトリートメントメニューを提案できます。サロンで受けられるメニューの詳細はメニュー・料金はこちらからご確認いただけます。
カラー・縮毛矯正後のサウナには注意が必要
カラーリングや縮毛矯正の施術後は、薬剤の影響でキューティクルがより敏感な状態が続きます。一般的に施術後48〜72時間は、サウナや高温の入浴を避けることが推奨されています。
カラーの場合、高温でキューティクルが開くと色素が抜けやすくなり、色持ちが悪くなります。縮毛矯正の場合は、ストレートの定着が十分でない状態でダメージを受けると、うねりが生じることがあります。
Q. サウナ後に頭皮がかゆくなります。原因は何ですか?
サウナ後の頭皮のかゆみは、汗の塩分が頭皮に残ることや、乾燥による皮膚バリア機能の低下が原因として考えられます。サウナ後に丁寧にすすぎ、保湿系の頭皮ローションを使うと改善されることが多いです。改善しない場合は、皮膚科への相談もおすすめします。
Q. ロウリュ(水蒸気サウナ)とドライサウナはどちらがダメージが少ないですか?
ロウリュは湿度が高いため、一般的にドライサウナより髪の乾燥はやや軽減されます。ただし温度が高い場合は同様にダメージが生じるため、サウナの種類に関わらず保護対策は同じように行いましょう。
サウナを安全に楽しみながら健康な髪をキープするために、ぜひ今回ご紹介したケアを実践してみてください。コスタヘアー多賀城店・名取店では、サウナ愛好家の方に最適なトリートメントプランもご用意しています。気になる方はよくある質問もあわせてご覧ください。
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