
「毎日トリートメントしているのに髪がなかなかよくならない」——この悩みの原因のひとつは、髪が何によって傷んでいるかを特定せずにケアしていることにある場合があります。
髪のダメージを修復するには、「タンパク質の補給」と「CMC(細胞間脂質)の補修」という2つのアプローチが重要です。この2つの違いを理解することで、より効果的なヘアケアが選べるようになります。
髪の構造を知ることがケアの第一歩
髪の毛は大きく3層構造に分かれています。
- キューティクル(最外層):鱗のように重なって内部を保護
- コルテックス(皮質):髪全体の約80〜85%。ケラチンタンパク質で構成される
- メデュラ(髄質):中心部。細い髪や傷んだ髪では消失していることも
そしてコルテックスの間を埋めているのが「CMC(Cell Membrane Complex:細胞間脂質)」です。
キューティクルとCMC
キューティクルはCMCで接着されており、CMCが失われるとキューティクルが浮き上がり、髪がパサパサになります。ドライヤーの熱・摩擦・紫外線によってCMCは失われやすいです。
コルテックスとタンパク質
コルテックスはほぼタンパク質(ケラチン)でできており、カラーや縮毛矯正の繰り返しによってタンパク質が変性・流出すると、髪が細くなったり弾力がなくなったりします。
タンパク質補給が必要なダメージとは

こんな症状はタンパク質不足が原因かも
- 髪がゴムのように伸びて戻らない(弾力の低下)
- 切れ毛が多い
- 縮毛矯正がかかりにくい・持続しにくい
- カラーが均一に入らない
タンパク質補給のアプローチ
ケラチンプロテインや加水分解タンパク質(加水分解シルク・ケラチン・コラーゲン等)を含むトリートメントを使うことで、コルテックスの空洞を埋める効果が期待できます。
| 成分名 | 特徴 |
|---|---|
| 加水分解ケラチン | 髪と同じ成分。補修効果が高い |
| 加水分解シルク | なめらかさ・ツヤを付与 |
| 加水分解コラーゲン | 保湿と柔軟性の付与 |
| 加水分解コムギ | 細い・軟らかい髪に向く |
注意点:タンパク質は「入れすぎ」ても逆に硬くゴワゴワになる「タンパク質過多」という状態になることがあります。特に細くて柔らかい髪質の方は入れすぎに注意が必要です。
CMC補修が必要なダメージとは
こんな症状はCMC不足が原因かも
- 髪がパサパサしてまとまらない
- ツヤがない
- 手触りがザラザラ・ゴワゴワする
- 髪が絡まりやすい
- ドライヤー後も乾いた感じが残る
CMC補修のアプローチ
CMCは「脂質成分」であるため、脂質系の補修成分を含む製品を使います。
| 成分名 | 特徴 |
|---|---|
| 18-MEA(18-メチルエイコサン酸) | キューティクル表面の天然コーティング成分。摩擦を減らし、ツヤを出す |
| セラミド系成分 | 細胞間の脂質を補修する |
| スクワラン | 浸透性が高く、しっとりとした質感を付与 |
| ジメチコン(シリコン) | 表面コーティングでキューティクルを保護 |
CMCを補修するためには、低分子の成分(髪の内部まで届くもの)が効果的です。シリコン系は表面コーティングとして即効性がありますが、内部補修効果は限定的です。
2つのアプローチを組み合わせる
実際の髪のダメージは「タンパク質の損失」と「CMCの損失」が同時に起きていることが多いです。そのため、段階的に使い分けることが理想です。
理想的なホームケアの流れ
- シャンプー:低刺激・アミノ酸系のものを選ぶ(CMCを必要以上に洗い流さない)
- コンディショナー/リンス:CMC補修成分(セラミド・18-MEAなど)で表面を整える
- 週1〜2回のヘアマスク/トリートメント:タンパク質補給成分でコルテックスを補修
- アウトバストリートメント:ヘアオイルやミルクでCMCを補い、熱・摩擦から保護
サロントリートメントの位置づけ
サロンで行うトリートメントは、ホームケアでは届かない深部補修や高濃度の成分投入が可能です。カラーや縮毛矯正の前後に行うことで、ダメージを最小限に抑え、施術の持続性を高める効果もあります。コスタヘアーのメニュー・料金はこちらからご確認いただけます。
自分の髪に合ったケアを見つけるチェックリスト
以下でおおよその傾向が分かります。
タンパク質補給が優先の場合
- ✅ カラーや縮毛矯正を繰り返している
- ✅ 髪がゴムのように伸びてしまう
- ✅ 細くてコシがない
- ✅ 縮毛矯正がかかりにくい
CMC補修が優先の場合
- ✅ 熱ダメージ(ヘアアイロン・ドライヤー)が多い
- ✅ ツヤがない・手触りがゴワゴワ
- ✅ 絡まりやすく摩擦が多い
- ✅ 静電気が起きやすい
どちらにも当てはまる場合は「両方アプローチ」が有効です。
まとめ
髪のダメージを修復するには「タンパク質」か「CMC」か、原因と対策の方向性を知ることが大切です。ホームケアの製品選びも、成分表示を見ながら目的に合ったものを選ぶことで効果が格段に上がります。「どのトリートメントを使えばいいか分からない」「サロントリートメントはどれを選べばいい?」という疑問は、コスタヘアーのスタイリストにご相談ください。多賀城・名取のサロンで髪の状態を見ながら、最適なケアプランをご提案します。
施術例はギャラリー・スタイル集でもご覧いただけます。お得な情報はキャンペーン情報はこちら、店舗の詳細は店舗案内はこちらからどうぞ。その他ご不明な点はよくある質問もあわせてご確認ください。
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