
夏にヘアカラーが早く落ちる理由
夏は「先月染めたばかりなのにもう色が抜けてきた」という声が美容室に多く届く季節です。その主な原因は3つあります。
1. 汗による色素流出
汗をかくと毛髪の内部が一時的に膨潤し、毛のキューティクルが開いた状態になります。このとき、髪に定着しているカラーの色素が汗とともに流出しやすくなります。特にカラーから日が浅い最初の1〜2週間は色素が定着しきっていないため、この影響が顕著です。
2. 皮脂の増加とアルカリ性環境
夏は皮脂分泌が増え、頭皮が脂っぽくなりやすいです。皮脂はアルカリ性傾向があり、髪をアルカリ性に傾けるとキューティクルが開いて色が抜けやすくなります。汗と皮脂の組み合わせが、カラー持ちを大きく損なう原因になっています。
3. 紫外線による色素分解
紫外線(UV)は髪の色素を直接分解・退色させる働きがあります。太陽光にさらされる時間が長い夏は、この紫外線ダメージによる退色も同時に進行します。特に明るめのフルカラーやアッシュ系など、もともと退色しやすいカラーは影響を受けやすいです。
夏カラーの色持ちを延ばす5つの対策

1. カラー後72時間はシャンプーを控える
カラー直後の72時間は色素が髪の中に完全に定着していない状態です。この期間はできるだけシャンプーを控えるか、ぬるま湯でさっと流す程度にとどめましょう。どうしても洗う場合はカラーケア専用のシャンプーを使い、泡立てたらすぐに流します。
2. カラーシャンプー(ムラシャン・ピンクシャン)を活用する
カラーシャンプーは、シャンプー自体に微量の色素が含まれており、洗うたびに少しずつ色を補充できます。アッシュ・ベージュ・ピンク系など、色によって対応するカラーシャンプーが異なります。週2〜3回の使用で色持ちが1〜2週間延びるケースも多く、夏のカラーケアに特におすすめです。
3. シャンプーの温度を下げる
熱いお湯はキューティクルを大きく開かせ、色素が流れ出やすくなります。夏でも38〜39℃程度のぬるめのお湯で洗うことで、色落ちのスピードを落とせます。シャワーが熱すぎると感じたら、少し温度を下げるだけで効果があります。
4. 洗い流さないトリートメントでキューティクルを保護する
洗い流さないトリートメント(アウトバストリートメント)をタオルドライ後につけることで、キューティクルの表面をコーティングし色素の流出を防ぎます。オイル系・ミルク系どちらでも効果があります。特に日中のUV対策を兼ねたヘアUVスプレーとの組み合わせも有効です。
5. 帽子・日傘で紫外線を物理的にブロック
最も確実なUV対策は「日光を当てない」こと。夏の屋外では帽子や日傘を使い、直射日光が髪に当たる時間を減らすだけで退色スピードが大幅に落ちます。
汗をかいた日のヘアケアルーティン
汗を大量にかいた日は、そのままにしておくと頭皮の臭いや毛髪のダメージにもつながります。以下の手順でリセットするのがおすすめです。
- シャワー前に粗めのブラッシングで絡まりをほぐす
- **ぬるめのお湯(38〜39℃)**でしっかりすすぐ(汗・皮脂は湯洗いだけでも7割落とせる)
- カラーケアシャンプーで泡立て、もみこまずに撫でるように洗う
- コンディショナー・トリートメントを毛先中心につけ、3分放置してから流す
- タオルドライ後にアウトバストリートメントをなじませる
- できるだけ自然乾燥は避け、ドライヤーで根元から乾かしてキューティクルを閉じる
夏カラーの頻度設計のコツ
汗が多い夏は通常より色落ちが早まるため、サロンへ通う間隔を少し短めに設定することも有効です。
| カラータイプ | 通常の目安 | 夏の目安 |
|---|---|---|
| フルカラー(明るめトーン) | 2〜3ヶ月 | 1.5〜2ヶ月 |
| フルカラー(暗めトーン) | 2〜3ヶ月 | 2ヶ月前後 |
| グレイカラー(白髪染め) | 3〜6週間 | 3〜4週間 |
| プレミアムカラー(艶感重視) | 3〜4ヶ月 | 2.5〜3ヶ月 |
また、サロンで「夏向けの色持ちカラー」を相談するのもおすすめです。プレミアムカラーは艶感を保ちながら退色も緩やかで、通常のフルカラーより色持ちに優れています。ホームケアと組み合わせることで、夏でも色をより長く楽しめます。メニューの詳細はメニュー・料金はこちらからご確認いただけます。
美容師からのアドバイス:夏でも諦めない色持ち対策
夏に染めると「すぐ落ちる」と諦めてしまう方が多いのですが、適切なケアを取り入れれば夏でも十分に色を楽しめます。特にカラーシャンプーの活用とシャンプー温度の管理は、今日から始められる手軽な対策です。
また、スポーツや屋外活動が多い方には、帰宅後のリセットルーティンを習慣化することで、汗による色落ちダメージを最小限に抑えられます。
カラーの色持ちでお悩みの方は、ぜひ美容室でのカウンセリング時に「夏のカラーケアについて」と一言お伝えください。お客様の生活スタイルに合わせた色持ちアドバイスをいたします。過去の施術例はギャラリー・スタイル集でもご覧いただけますので、参考にしてみてください。
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