
「春にかけたパーマが梅雨に入ったら取れてしまった」「夏は汗をかくせいかウェーブが崩れやすい」——このような声は美容室でよく耳にします。パーマは季節や気候の影響を受けやすく、特に梅雨〜夏にかけては「持ちが悪い」と感じる方が増えます。
なぜ夏にパーマが取れやすいのか、そして持ちをよくするために何ができるのか。美容師目線でわかりやすく解説します。
なぜ梅雨・夏はパーマが取れやすいの?
パーマが「取れる」と感じる原因は、大きく2つに分かれます。
原因1:シスチン結合の弱体化(科学的メカニズム)
パーマは、髪の内部の「シスチン結合(S-S結合)」を一度切断し、ウェーブの形を作ってから再結合させる施術です。この再結合が不完全だったり、施術後に適切なケアをしないと結合が弱まり、ウェーブが緩みます。
高温多湿の環境では、髪が水分を吸収して一時的に膨張→乾燥→収縮を繰り返すことが多くなります。この膨潤・収縮のサイクルが繰り返されると、不完全な結合が崩れやすくなります。
原因2:スタイリング・乾かし方の問題
梅雨〜夏にかけては「すぐ外に出るから」「暑いから」という理由で、髪をきちんと乾かさないまま外出する方が増えます。濡れた状態(または半乾きの状態)の髪は最も形が崩れやすい状態です。
また、汗で濡れた状態を放置したり、タオルでゴシゴシ拭いたりすることもウェーブのダメージにつながります。
持ちをよくするための5つのホームケア

1. パーマ後48時間は「濡らさない・強く触らない」
パーマ直後の48時間は、シスチン結合が完全に固まっていない状態です。この時期に水に濡れたり強い刺激を加えたりすると、ウェーブが定着しにくくなります。特に施術当日はシャンプーを控え、翌日以降も優しく洗うようにしましょう。
2. シャンプーは「揉み洗い」よりも「地肌洗い」
パーマをかけた髪のシャンプーで大切なのは、頭皮をメインに洗い、毛先は揉まない・こすらないことです。
おすすめの手順:
- シャンプー前にたっぷりのぬるま湯で予洗い(汚れの7割はここで落ちる)
- シャンプーを泡立ててから地肌に乗せ、指の腹でマッサージするように洗う
- 毛先はシャンプーの泡が流れるだけで十分
- すすぎはしっかりと(シャンプー残りはダメージの原因に)
湯温は38〜40度に抑えると、キューティクルへのダメージを減らせます。
3. トリートメント・アウトバスケアで水分を補給
梅雨〜夏のパーマ髪には、軽めのトリートメント(洗い流すタイプ)を毎回使うことをおすすめします。重すぎるトリートメントはウェーブを潰す可能性があるため、パーマ対応の軽い質感のものを選ぶとよいでしょう。
洗い流さないトリートメント(アウトバス)は、タオルドライ後に使用します。オイルタイプよりもミルクタイプやクリームタイプがパーマ髪のウェーブを活かしやすい傾向があります。
4. 乾かし方がウェーブの出方を左右する
パーマ髪を美しく乾かすコツは、**「握りながら乾かす(スクランチ乾燥)」**です。
手順:
- タオルで優しく水気を取る(ゴシゴシ×、プレスするように○)
- ドライヤーを中温にセット
- 毛先を手のひらで「ぎゅっと握る」→ドライヤーの風を当てる、を繰り返す
- 8割程度乾いたら、ドライヤーを冷風に切り替えて仕上げる
- 最後に軽くスタイリング剤を揉み込む
根元を重点的に乾かし、毛先は握りながら乾かすことでウェーブのリングが出やすくなります。
5. スタイリング剤は「水分補給」と「固め」の二刀流
梅雨〜夏の湿気環境では、スタイリング剤の選び方が重要です。
- パーマ用ムース・フォーム:ウェーブを強調しながら固める。スタイルのキープ力が高い
- ウォータリーワックス(水分多めのワックス):柔らかい質感のウェーブを作りたいときに
- フリーズスプレー(軽めのもの):スタイリング後の仕上げに軽く使うと持ちが上がる
油分が多いスタイリング剤はウェーブを重くして潰してしまうため、水分・ホールド力・軽さのバランスを重視して選びましょう。
梅雨・夏にパーマをかける場合の注意点
「今年の夏に初めてパーマをかけたい」という方への注意点もあります。
施術後の環境を考慮する
梅雨・夏の施術は「パーマが定着しにくい」わけではありませんが、施術後の家でのケアがより重要になります。施術当日〜2日は雨の日を避けるか、外出を最小限にすると定着が安定しやすいです。
パーマの種類選びも大切
夏に向けたパーマは、エアウェーブや酸性パーマなどダメージが少ない種類も選択肢に入れるとよいでしょう。ダメージが少ないほど、ウェーブが崩れにくく持ちもよくなります。
コスタヘアーでは、お客様の髪の状態・希望のスタイルに合わせてパーマの種類をご提案しています。
「持ちが悪い」と感じたらサロンで相談を
どれだけホームケアを頑張っても、パーマには「自然な持続期間」があります。一般的な目安は3〜6ヶ月ですが、髪質・パーマの種類・ケアの状態によって異なります。
「ウェーブが緩んできた」「根元のクセとの差が気になる」という場合は、次のカットのタイミングで相談するか、部分的なリパーマ(かけ直し)を検討しましょう。
コスタヘアーでは、パーマ後のホームケアについてもカウンセリングの中で丁寧にお伝えしています。
まとめ
梅雨〜夏のパーマを長持ちさせるポイントをまとめます:
- 施術後48時間は濡らさない・強く触らない
- シャンプーは地肌洗い中心・揉み洗いを避ける
- 軽いトリートメント+アウトバスで水分補給
- スクランチ乾燥でウェーブを引き出す
- スタイリング剤は軽めのムースやウォータリーワックス
パーマを楽しむためには、ホームケアの質が大切です。宮城・多賀城・名取のコスタヘアーでは、施術後のケアアドバイスも含めたトータルサポートを行っています。パーマのお悩みはお気軽にご相談ください。
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