
スタイリング剤でパーマの仕上がりが変わる
パーマをかけたのに「思ったようにウェーブが出ない」「乾かすと広がってボサボサになってしまう」という経験がある方はいませんか。実は、パーマの仕上がりはスタイリング剤の選び方と使い方で大きく変わります。パーマをかけた直後はきれいにウェーブが出ていたのに、ホームケアになった途端に再現できない、という方の多くはスタイリング剤の選択に見直しの余地があります。
この記事では、パーマの種類別・仕上がりイメージ別に、おすすめのスタイリング剤の種類と使い方を美容師の視点から解説します。
パーマ別に知っておきたいスタイリング剤の基本

まず、コールドパーマとデジタルパーマではスタイリング剤の適切なタイミングが異なります。
コールドパーマの場合
コールドパーマは「ウェット時にカールが出る」のが特性です。そのため、完全に乾かすよりも「半乾き〜8割乾き」の状態でスタイリング剤をつけるのが基本です。
デジタルパーマの場合
デジタルパーマは「乾いた状態でカールが出る」のが特性です。
- 洗髪後、タオルドライで水気を取る
- [アウトバストリートメント](/column/in-bath-vs-out-bath-treatment-guide-2026-05-11)をなじませてから完全にドライヤーで乾かす
- 乾いた状態でカールが出るのを確認してからスタイリング剤をつける
- オイルやバームを少量手になじませ、カールに沿って下から持ち上げる
仕上がりイメージ別のおすすめスタイリング剤
ふわっと柔らかいウェーブを出したい場合
ムースタイプがおすすめです。ムースはウェット感を与えながらカールを束感よく出す効果があります。手のひらに適量(500円玉大くらい)を出し、手の中でほぐして毛先から馴染ませます。つけすぎると「ガチガチな仕上がり」になりやすいので、少量から様子を見て足していくのがコツです。
近年はキープ力を抑えた「柔らかいウェーブ専用ムース」も増えており、パーマの自然な動きを活かしやすいです。
ウェット感のある濡れ感ウェーブにしたい場合
ジェリータイプ(ゼリータイプ)・オイル重ねづけが効果的です。濡れ感のある「ウェットウェーブ」スタイルは、ジェリーまたはウォータータイプのワックスを使うことで再現できます。油分が多すぎるとベタつくため、水分量が多いタイプを選ぶのがポイントです。
使い方は、7割ほど乾かした状態でジェリーをカールに馴染ませ、そのまま自然乾燥させるか弱いドライヤーで仕上げます。
ナチュラルにまとまるウェーブにしたい場合
クリームタイプ・バームタイプが扱いやすいです。ヘアクリームやシアバター系のバームは適度な保湿効果があり、ウェーブをつぶさずにまとまり感を出せます。乾いた状態でも、少量を毛先中心に手のひらで伸ばしてからカールに沿って整えるだけでOKです。デジタルパーマやエアウェーブとの相性が特に良いです。
ツヤ感を出したい場合
ヘアオイルが向いています。植物由来のオイル(アルガン・ホホバ・椿など)は髪にツヤを与えながら、指通りを滑らかにします。パーマ毛に使う場合は少量(1〜2プッシュ)から始め、全体に薄く伸ばすと均一なツヤが出ます。オイルのつけすぎはカールをつぶすため、量のコントロールが重要です。
スタイリング剤を使う際のNG行為
NG1:根元からべったりつける
スタイリング剤は毛先から馴染ませるのが基本です。根元からべったりつけると、ペタンとした仕上がりになりパーマのボリュームが失われます。
NG2:つける前に完全に乾かす(コールドパーマの場合)
コールドパーマは完全に乾くとウェーブが伸びやすい性質があります。スタイリング剤はドライヤーで8割乾かした後、少し水分が残った状態でつけましょう。
NG3:強いキープ力のスプレーを過剰に使う
カチカチに固めるスプレーはウェーブを不自然に固定し、触るとバリバリになってしまいます。パーマスタイルにはしっとり系・軟らかいキープのアイテムが向いています。
サロンで教えてもらうのが一番の近道
パーマ施術後に担当美容師から「乾かし方」と「スタイリング剤の使い方」を教えてもらうのが最も確実です。美容師はあなたの髪質とパーマの種類を把握した上で最適な方法を提案してくれます。「家での再現が難しい」と感じている方はぜひ次回の来店時に相談してみてください。
まとめ
パーマのウェーブをきれいに出すには、パーマの種類(コールドかデジタルか)と仕上がりイメージに合ったスタイリング剤を選ぶことが大切です。ムース・ジェリー・クリーム・オイルそれぞれに特性があり、正しいタイミングと量で使うことで、サロン帰りのようなウェーブを自分で再現できます。スタイリング剤選びに迷ったときは、担当の美容師に相談してみてください。
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