
「若い頃はまっすぐだったのに、最近うねりがひどい」「くせ毛になった気がする」——そんな悩みを抱える方が40代以降に急増します。これは「エイジング毛」や「加齢毛」と呼ばれる現象で、加齢による髪質変化のひとつです。
その原因として「ケラチンが減少したから」という説明と「髪の水分が偏るから」という説明を耳にしたことはないでしょうか?どちらも間違いではありませんが、この2つは別々の話ではなく、深くつながっています。今回は多賀城・名取のコスタヘアーが、加齢毛の本質的なメカニズムを整理し、それぞれに合った対策をご紹介します。
「ケラチン減少」と「水分不均一」、2つの視点
ケラチン減少とは?
髪の毛の約80〜90%は「ケラチン」というタンパク質で構成されています。ケラチンは強靭な繊維状の構造をしており、髪のハリ・コシ・形状の安定を担っています。
加齢とともに、体内でケラチンを合成する力が低下します。また、繰り返すカラーや縮毛矯正、ドライヤーの熱、摩擦による外部ダメージによってもケラチンは失われていきます。
ケラチンが少なくなった髪は繊維の密度が均一でなくなり、断面が楕円形に近づきます。すると、乾燥・湿気・熱などの外部刺激で形が崩れやすくなり、その結果が「うねり」として現れます。
水分の不均一とは?
髪の内部には「コルテックス」と呼ばれる層があり、「オルトコルテックス」と「パラコルテックス」の2種類の細胞で構成されています。この2種類は水分の吸収率が異なります。
若い健康な髪では、この2種類の細胞がバランスよく分布しているため、湿気を吸っても形状が安定しています。しかし加齢によってこのバランスが崩れると、髪内部で水分の吸収差が大きくなり、湿気の多い日にうねりが発生しやすくなります。
これが「水分の不均一によるうねり」のメカニズムです。
2つの原因はつながっている

ケラチン減少と水分の不均一は切り離せない問題です。
ケラチンが豊富な健康な髪では、タンパク質の網目構造が水分を適度に保持しながら均一に分散させます。しかしケラチンが減少すると、この保水能力が低下し、水分が偏りやすくなります。
つまり「ケラチン減少」が先にあり、その結果として「水分の不均一」が生じると考えるとわかりやすいでしょう。
加齢毛のうねりは、「ケラチン vs 水分」ではなく「ケラチン減少→水分不均一→うねり」という一連の流れで理解するのが正確です。
加齢毛うねりをタイプ別に見分ける
うねりの種類によって、どちらの原因が強く出ているかが変わります。
ケラチン不足が主因のうねり
- パサついて広がる
- 表面がボソボソした質感
- 細くて弱い、切れやすい
- ドライ状態でもうねる
このタイプは髪の内部構造そのものが変化しており、補修ケアが重要です。
水分不均一が主因のうねり
- 晴れた日はそうでもないが、雨の日・湿気が多い日にうねる
- 朝起きたときよりも、外出中にうねりが増す
- 髪の太さは変わらないが、広がり方が不均一
このタイプは水分コントロールがカギで、スタイリングの工夫と頭皮ケアで改善しやすい場合があります。
原因に合わせた対策
ケラチン不足へのアプローチ
①タンパク質・ビタミン類を食事から補給
ケラチンの材料はアミノ酸です。タンパク質(肉、魚、卵、豆類)、ビタミンB群、亜鉛を意識して摂ることで、毛根の細胞が健康な髪を作りやすくなります。
②ケラチン補修成分配合のトリートメントを使う
市販・サロン品ともに、「ケラチン」「加水分解ケラチン」「CMC補修」などを配合したトリートメントが増えています。サロンで行うケラチントリートメントは髪の内部にケラチンを浸透させる効果が高く、うねりを一時的に抑えるのに有効です。
③縮毛矯正・酸性トリートメントの活用
うねりが強く、スタイリングで対処しきれない場合は、縮毛矯正や髪質改善トリートメントが有効です。最近の酸性ストレートや髪質改善メニューはダメージを最小限に抑えながらうねりを整える方法として人気があります。メニュー・料金はこちらからご確認いただけます。
水分不均一へのアプローチ
①アウトバストリートメントで水分保持を助ける
洗い流さないオイル・ミルク・ミストタイプのトリートメントは、髪表面のキューティクルを整え、外部の湿気が内部に急激に入り込むのを防ぎます。特にオイル系は湿気をブロックする効果が高く、雨の日対策に有効です。
②ドライヤーの使い方を見直す
根元からしっかり乾かし、毛先まで高温を当て続けない。最後に冷風を当ててキューティクルを閉じ、水分の出入りを安定させます。これだけでも湿気によるうねりが軽減します。
③スキャルプケアで毛穴環境を整える
うねりは毛穴の変形とも関係があります。頭皮の血行を促進するマッサージや、毛穴の詰まりを防ぐスキャルプシャンプーを取り入れることで、生えてくる髪自体の形状が改善されることがあります。効果が出るまでに数ヶ月かかりますが、長期的なアプローチとして有効です。
「切る」か「ケアする」か、判断基準
加齢毛のうねりで悩む方によく聞かれる質問が「うねりがひどい部分は切ったほうがいいですか?」というものです。
一概には言えませんが、以下のような状態なら「切ってリセット」することも有効な選択肢です。
- 強いアルカリカラーを繰り返してきた
- ドライヤーやアイロンの熱ダメージが蓄積している
- ケアをしてもまとまらない、質感が改善しない
一方で、こういったケースはケアで改善できる可能性が高いです。
- 染めていない、またはやさしいカラーのみ
- 切れ毛・枝毛はないが、湿気に弱い
- まとめやすい長さにカットしたくない
サロンでのカウンセリングでは、現状の髪の状態(ダメージ度合い、うねりの種類、ライフスタイル)を確認した上で、最適なアプローチをご提案しています。よくある質問にもヘアケアに関する情報をまとめていますので、あわせてご覧ください。
コスタヘアーでできること
コスタヘアーでは、加齢毛・エイジング毛のお悩みに対して以下のメニューをご提供しています。
- 髪質改善トリートメント:ケラチン補給と水分バランス整えを同時に行う
- 縮毛矯正(酸性・弱酸性):ダメージを抑えながらうねりをしっかり伸ばす
- スキャルプケアコース(名取店):毛穴環境から根本改善
「自分のうねりの原因が知りたい」「どのケアが合っているか相談したい」という方は、カウンセリングのみのご相談もお気軽にどうぞ。多賀城店・名取店いずれもご来店をお待ちしております。
加齢毛のうねりは、ケラチン不足と水分不均一が複合的に絡み合って起こります。どちらか一方だけに着目するのではなく、自分の髪の状態を観察しながら原因を絞り込み、適切な対策を組み合わせることが大切です。コスタヘアーのスタイリストが、あなたの髪質に合った解決策を一緒に考えます。
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