
サイエンスアクアとはどんな施術?
近年、美容室のメニューに「サイエンスアクア」「水[ケラチントリートメント](/column/keratin-smoothing-treatment-guide)」という施術が登場しています。縮毛矯正と通常のトリートメントの中間に位置するような施術として、特にクセ毛・うねり毛・広がりに悩む方を中心に注目されています。
サイエンスアクアは、アルカリ性の特殊な水(弱アルカリ水や水素水)とケラチン系の補修成分を組み合わせた髪質改善施術です。もともとは業務用の専門製品として開発されたもので、サロン限定で施術できます。
施術の基本的な考え方は、アルカリ性の水が毛髪のキューティクルを一時的に開かせ(毛髪の結合を緩める)、その状態でケラチン系の補修成分を内部に浸透させ、最後にアイロンで成分を定着させるというものです。このプロセスによって、髪のうねりをある程度整えながら、内部の補修とツヤの向上を同時に実現します。
縮毛矯正・通常トリートメントとの違い

サイエンスアクアが他の施術とどう違うかは、多くの方が気になるポイントです。
縮毛矯正との違い 縮毛矯正はチオグリコール酸やシステアミンなどの還元剤を使ってジスルフィド結合(SS結合)を切断し、熱で形状を整えてから酸化定着させる化学反応を利用した施術です。強いクセを確実にストレートにする力がある一方、髪へのダメージが大きく、薬剤による負担があります。
サイエンスアクアはSS結合を切断しないため、縮毛矯正のような強いストレート効果はありませんが、その分ダメージが少なく、施術後も髪の質感がより自然に保たれます。強いクセには不向きですが、梅雨の広がり・やわらかいうねり・全体的な収まりの悪さには効果的です。
通常のトリートメントとの違い 通常のサロントリートメントは、シャンプー後にトリートメント剤を塗布して洗い流すものです。表面のキューティクルを整えたり、成分を補給したりする効果がある一方、施術後の持続期間は比較的短め(1〜4週間程度)です。
サイエンスアクアはアイロン処理によって成分を毛髪内部に定着させるため、通常のトリートメントより持続期間が長い(2〜4ヶ月程度)とされています。また、うねりの緩和・ツヤの向上効果も通常のトリートメントより高いことが多いです。
どんな髪に向いているか
サイエンスアクアが特に効果を発揮しやすい髪質のタイプを整理します。
梅雨・湿気による広がり・うねりが悩みの方 雨の日や湿気の多い季節に髪が膨らみやすい・まとまりにくいという方に向いています。内部を均一に補修し、外からの水分の影響を受けにくくすることで、うねりや広がりを軽減する効果があります。
ブリーチ・カラーダメージで質感が落ちた方 ブリーチや繰り返しのカラーでキューティクルが傷み、ツヤがなくなった・手触りが悪くなったという方にも効果的です。ケラチン成分の補給とアイロン処理による定着で、ダメージを受けた髪に光沢と滑らかさを取り戻します。
縮毛矯正ほどキツくなりたくない方 ストレートにはしたいが、縮毛矯正のようなピンピンの仕上がりは避けたい・自然なまとまりが欲しいという方にも適しています。サイエンスアクアは自然なストレート感を出しながら、質感の改善を図ります。
施術ダメージを最小限にしたい方 SS結合を切断しないため、施術時の化学的ダメージが少なく、繊細な髪や産後・妊娠中以降の髪質が変化した方も相談しやすい施術です。
施術の流れと時間の目安
1. カウンセリング 髪のクセの強さ・ダメージレベル・仕上がりの希望を確認します。クセが非常に強い場合は、縮毛矯正と組み合わせるか、縮毛矯正単独の方が適していることも正直に伝えられることがあります。
2. シャンプー(場合によりクレンジング) 汚れや[スタイリング剤](/column/perm-styling-agent-selection-guide)を落とします。アルカリ性の水との反応を高めるため、専用のクレンジングシャンプーを使用することがあります。
3. アルカリ水の塗布・浸透 弱アルカリ性の特殊な水を髪全体に塗布します。これによってキューティクルが緩み、次のケラチン成分が内部へ浸透しやすくなります。
4. ケラチン系補修剤の塗布・加温 ケラチン・コラーゲン・アミノ酸等の成分を塗布し、スチーマーや加温ツールで内部への浸透を促します。
5. 洗い流し・ヘアアイロン処理 薬剤を洗い流した後、180〜210℃のヘアアイロンで成分を定着させます。このアイロン工程が持続期間の長さに直結します。施術者の技術力が重要なポイントです。
6. 仕上げ・ホームケアの説明 仕上げの[アウトバストリートメント](/column/in-bath-vs-out-bath-treatment-guide-2026-05-11)を塗布し、仕上がりを確認します。ホームケアの方法(シャンプー選び・アウトバスの使い方など)についても説明があります。
施術時間は髪の長さ・状態によって異なりますが、全工程で2〜3時間程度が一般的です。
持続期間・料金・ホームケア
サイエンスアクアの効果は一般的に2〜4ヶ月程度とされており、通常のトリートメントより長持ちします。ただしシャンプーの種類・頻度・海や温泉の入浴などの影響で持続期間は変わります。
料金はサロンや髪の長さによって異なりますが、ショートで10,000〜15,000円前後、ロングになると20,000円以上になる場合もあります。高い施術費用になるため、まずはカウンセリングで自分の髪に効果的かを確認してから予約することをおすすめします。
ホームケアとしては、施術後72時間は髪を濡らさないようにすることや、アミノ酸系など低刺激のシャンプーを選ぶことが効果の持続につながります。担当スタイリストから具体的なホームケア方法のアドバイスを受けるようにしてください。
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