
カラー履歴がわからないと何が問題か
美容室でのカラー施術の失敗や「思った色にならなかった」という経験の多くは、過去のカラー履歴を正確に把握・伝達できていないことが原因であることが少なくありません。
特に以下のような状況では、履歴情報が施術結果を大きく左右します。
このコラムでは、カラー履歴をどのように整理・伝達すれば美容師とのコミュニケーションがスムーズになるかを、コスタヘアー(多賀城・名取)の美容師が解説します。
美容師が知りたい「カラー履歴」の中身

カウンセリング時に美容師が確認したい情報は以下のとおりです。伝え方は口頭でもメモでもかまいませんが、事前に頭の中を整理しておくだけでも、当日の説明がぐっとスムーズになります。
① 直近のカラー履歴(過去6ヶ月〜1年)
- 最後にカラーしたのはいつか
- 何色・何トーンくらいだったか
- ブリーチを使ったかどうか
② セルフカラーの有無
市販のヘアカラー(市販品)を使ったことがある場合、成分や浸透の仕方がサロン用と異なるため、必ず伝えてください。特に黒染めが残っている場合、明るくしようとしても色が入りにくかったり、ムラになることがあります。
③ 縮毛矯正・パーマの有無
縮毛矯正やパーマをかけた部分はカラーの入り方が変わります。施術の順番や薬剤選定にも影響するため、直近1〜2年の施術歴を伝えることが大切です。
④ アレルギー・トラブルの有無
以前のカラー施術でかゆみ・赤みが出た経験がある場合は、必ず事前に伝えましょう。
こうした情報は一つひとつは些細に思えても、組み合わさることで美容師が「今の髪に何ができて、何を避けるべきか」を判断する材料になります。思い出せる範囲で構わないので、遠慮せず共有することが大切です。
カラー履歴をスマホで記録する方法
「いつ何をしたか覚えていない」という方は、これからでも履歴を記録しておくことをおすすめします。
記録しておくべき情報:
- 施術日
- 施術内容(カラーの種類・ブリーチの有無)
- 色の名前またはトーン数
- 使用したサロン名
美容室から施術後に送られてくるLINEや予約確認メール、施術カルテのスクリーンショットなどを保存しておくだけでも十分です。
また、施術後の「仕上がり写真」を撮影しておくと、次回のカウンセリング時に「この状態から今度はこうしたい」という説明がわかりやすくなります。スマホのアルバムに「ヘアカラー」などの専用フォルダを作っておくと、来店のたびに見返しやすくなり、担当が変わったときにもそのまま画面を見せて説明できます。
「以前は別の美容室だったのですが…」の伝え方
美容室を乗り換える際は「前のサロンの詳細がわからない」という方も多いですが、以下のポイントだけでも伝えられればカウンセリングが進めやすくなります。
最低限伝えてほしいこと:
- 最後にカラーしたのはいつか(おおよそでOK)
- ブリーチをしたことがあるかどうか
- セルフカラーを使ったことがあるかどうか
- 現在の色に対して「明るくしたいか・暗くしたいか・同じくらいにしたいか」
詳細がわからなくても、美容師が実際に見れば現状のダメージ度合いや過去のカラー痕を確認することができます。「よくわからない」と伝えることも正直な情報として大切です。無理に正確な薬剤名やメーカー名を思い出そうとする必要はありません。
セルフカラー歴がある場合の注意点
「数年前に黒染めした」「市販のヘアカラーで明るくしたことがある」という方は、それを必ず申告してください。
市販の黒染めは、サロン用薬剤では取り除きにくい顔料を含む場合があります。そのまま明るくしようとすると、一部だけ明るくなったり、赤みや緑みが出るなど色ムラが起きることがあります。
セルフカラー歴を伝えることで:
- 施術前の状態確認(毛束テスト)が行える
- ダメージリスクを見越したメニュー提案ができる
- 仕上がりの期待値を正確に調整できる
担当スタイリストが変わるときに伝えたいこと
同じ美容室に通い続けていても、担当スタイリストが変わることがあります。サロン内にはカラー履歴のカルテが残っている場合が多いですが、記録だけでは伝わりきらないニュアンスもあるため、自分の言葉でも改めて伝えておくと安心です。
新しい担当者に伝えておきたいこと:
- これまでの担当スタイリストにどんな要望を伝えていたか
- 気に入っていた仕上がりと、逆に避けたい仕上がり
- 髪質や頭皮の状態で気になっていること
- 過去の施術で困った経験があれば、その内容
カルテの記録と本人の言葉の両方があることで、新しい担当者も希望に近い提案をしやすくなります。「前の担当者には伝えていたから」と省略せず、遠慮なく改めて共有することをおすすめします。
よくある質問
Q. 前回使ったカラー剤の名前がわからない場合は? 無理に思い出そうとしなくても大丈夫です。今の髪の状態を美容師が直接確認しながら、進め方を一緒に相談できます。
Q. カラー履歴を伝えると、希望の施術を断られることはある? 髪の状態によっては、その日はダメージを抑える施術を優先するなど提案が変わることはありますが、正直に伝えることで美容師がより適切な判断をしやすくなります。
Q. 自分の記憶があいまいでも伝える意味はある? あります。覚えている範囲の情報でも、美容師が現状の髪を確認する際の参考になります。完璧に思い出せなくても、気づいたことから伝えてみてください。
カウンセリングで聞かれたら正直に答える
美容師がカウンセリングでカラー履歴を確認するのは、より良い仕上がりを提供するためです。「前のサロンのことを言うのが申し訳ない」と遠慮する必要はありません。
「よくわからない」「記録がない」という場合も正直に伝えてください。その上で現状の状態を確認しながら、最適な施術プランを一緒に考えます。
コスタヘアー(多賀城・名取)では、初来店・乗り換えの方向けに丁寧なカウンセリングを実施しています。カラー履歴に不安がある方も、遠慮なくご相談ください。カウンセリング時間をしっかり確保した上で、安心して施術を受けていただけるよう努めています。
タグ
この記事は役に立ちましたか?
関連する記事

美容室に行く前にやっておくべき5つの準備|当日をスムーズにするチェックリスト
美容室に行く前日・当日にやっておくと施術がスムーズになる準備を美容師が解説。なりたいイメージの伝え方・シャンプー・服装など、知っておくと仕上がりが変わるポイント…
約5分で読めます

美容室でのカット相談が苦手な人へ|上手く伝えるコツと準備のポイント
「美容室でうまく希望が伝えられない」「仕上がりがいつもイメージと違う」という悩みを解決します。美容師に希望を上手く伝えるための準備・フレーズ・コツを詳しく解説し…
約6分で読めます

美容室にすっぴんで行っても大丈夫?メイクの有無で知っておきたいポイント
美容室にすっぴん・ノーメイクで行くことに問題はないのか、メイクをしていた方がよいケースや来店前の準備を美容師が解説します。
約7分で読めます

美容室で写真を見せるオーダー術|恥ずかしくない伝え方と失敗しない3つのコツ
美容室で写真を見せるのは恥ずかしい・失敗しそうと悩む方へ。選ぶべき写真の枚数と角度、美容師に刺さる伝え方の具体例、骨格・髪質とのズレを埋めるコミュニケーション術…
約6分で読めます

美容室での失敗を避ける!カウンセリング時に伝えるべき5つのポイント
美容室で理想の仕上がりを手に入れるために、カウンセリング時に美容師へ伝えるべき重要なポイントを解説。多賀城・名取のコスタヘアーが教える、失敗しないオーダー方法を…
約15分で読めます

美容室でスタイリストを指名するメリットと正しい指名の仕方|指名なしとの違いを美容師が解説
美容室でスタイリストを「指名する」「しない」の違いを美容師が解説。指名のメリット・料金・上手な指名の仕方・初めての美容室での担当の選び方まで、リピーター客になる…
約6分で読めます
店舗開業ワンストップ
テナント探しから内装・看板・初期集客までワンストップで支援。
この記事に関連するメニュー