
「伝えたつもりなのに思ったのと違った」「どう説明すればいいかわからなくて、なんとなくお任せしてしまった」——美容室でこんな経験をしたことがある方は少なくありません。カウンセリングは美容師との重要なコミュニケーションの場です。上手に伝えられるほど、理想に近い仕上がりになる可能性が高まります。この記事では、美容師側の視点から「カウンセリングで伝えると効果的な情報」と「やりがちなNGな伝え方」を解説します。
なぜカウンセリングが重要なのか
美容師はお客様の話を聞いてから、施術内容・薬剤・カット技法を判断します。カウンセリングが不十分だと、美容師が「おそらくこういう仕上がりを望んでいるだろう」と推測しながら施術することになり、ズレが生まれやすくなります。
一方で、情報が多いほど「ご要望の幅」が見えてきます。「この部分は絶対に短くしたくない」「カラーは明るすぎると職場的にNG」といった制約も、伝えてもらえると提案の精度が上がります。
カウンセリングで伝えるべき7つの情報

1. 今の髪の状態と不満点
「今の状態の何が嫌なのか」を伝えることがスタートです。「広がりやすい」「まとまりにくい」「根元だけ伸びてきた」「縮毛矯正が取れてきた」など、今の状態を具体的に話してください。たとえば、次のような点が挙げられます。
- 「広がりやすい」
- 「まとまりにくい」
- 「根元だけ伸びてきた」
- 「縮毛矯正が取れてきた」
美容師は状態を把握したうえで施術計画を立てます。
2. 仕上がりのイメージ(写真があると理想的)
言葉だけでイメージを伝えることは意外と難しいです。「ふんわり感を出したい」「清潔感のある印象にしたい」という言葉は人によって解釈が異なります。参考写真を複数枚(前・横・後ろ)準備しておくと、美容師も意図が把握しやすくなります。ギャラリー・スタイル集で施術例を見ながら、近いイメージを探しておくのもおすすめです。
注意点は「写真の人の髪質と自分の髪質が違う可能性」。「この写真を目指したいが、自分の髪でどこまで再現できるか確認したい」という聞き方が適切です。
3. 日常のスタイリングに使える時間
朝のセット時間が3分なのか30分なのかで、適切なカット・カラーの提案が変わります。「朝はドライヤーをかけるだけにしたい」「スタイリング剤を使いたくない」といった生活スタイルも伝えると、維持しやすいスタイルを提案してもらえます。
4. 職場・学校などの環境制約
職場の規定(色番号の制限・結んで仕上げる必要がある等)、学校の校則、子育て中で手入れしやすくしたいなど、生活環境に関する情報は積極的に伝えましょう。「実は職場でカラーはNGかもしれない」と施術後に気づいても、戻すのは難しいです。
5. 前回の施術内容と期間
前回どのような施術をしたか、どのくらいの期間が経っているか、は薬剤選定に大きく影響します。初めてのサロンであれば「前回は別のサロンで縮毛矯正をかけてから1年経っています」などを伝えておきましょう。
6. アレルギー・頭皮の状態
カラー剤や薬剤にアレルギーがある場合、頭皮がデリケートで傷がある場合、妊娠中・授乳中の場合などは必ず事前に伝えてください。これらは施術の安全性に直結する情報です。
7. 量・長さについての「絶対に嫌なこと」
ポジティブなご希望だけでなく、「ここは絶対に短くしないでほしい」「すき過ぎると困る」というNG事項も同様に重要です。「お任せします」と言いながらも実はNGがあるケースは多く、後からの修正は難しい場合があります。
やりがちなNGな伝え方
| 言い方 | 起こりやすいズレ | 伝え方の工夫 |
|---|---|---|
| 少しだけカットしてください | 「少し」の基準は人によって全く違う | 「〇cmカット」「眉下まで」「あごラインを保ちたい」など具体的な指標を使う |
| いい感じにしてください | 美容師が好みの方向性を知らないまま提案することになりやすい | 「ナチュラルな感じで」「大人っぽく」などざっくりした方向性を伝える |
| 写真1枚だけ見せる | 正面だけでは横・後ろのバランスが見えず、芸能人や海外モデルの写真はフィルターや照明の影響も受けやすい | 自然光で撮影されたリアルな写真を複数枚準備する |
「少しだけカットしてください」
「少し」の基準は人によって全く違います。1cm?3cm?サロンによっては「少し=5mm程度」と解釈することもあります。「〇cmカット」または「眉下まで」「あごラインを保ちたい」など具体的な指標を使いましょう。
「いい感じにしてください」
お任せしたい気持ちはわかりますが、美容師は好みの方向性を全く知らない状態では提案しにくいです。「ナチュラルな感じで」「大人っぽく」など、ざっくりした方向性だけでも伝えると会話が進みやすくなります。
写真1枚だけ見せる
正面のみの写真では、横と後ろのバランスが見えません。また、芸能人や海外モデルの写真はフィルターや照明の影響もあるため、自然光で撮影されたリアルな写真を複数枚準備するのがベストです。
カウンセリングで伝えにくいと感じたら
カウンセリングは慣れが必要なコミュニケーションです。「うまく伝えられるか不安」という方は、事前にメモや写真を準備して持参するだけでも大きく変わります。
多賀城店・名取店のコスタヘアーでは、施術前のカウンセリング時間をしっかり確保しています。「うまく言葉にできない」という場合でも、スタイリストが質問しながら一緒にイメージを整理します。遠慮せずに「こんな感じにしたいけどうまく説明できない」とそのまま伝えてください。一緒に理想に近いスタイルを見つけていきます。料金の目安はメニュー・料金はこちら、気になる点はよくある質問でも確認できます。
理想の髪型に近づくためのカウンセリングは、美容師への「プレゼンテーション」と考えてみてください。準備するほど、満足度の高い仕上がりに近づきます。
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