
セルフカラーでムラができる主な原因
美容師に「市販カラーでムラになった」と相談に来る方の共通点を分析すると、原因はほぼ次の3つに絞られます。
- 塗布量が不均一(髪が多いのに薬剤が足りない)
- 塗る順番が誤っている(最初に塗った部分が過剰に反応する)
- 放置中に体温差が生じる(頭頂部と襟足で染まり具合が変わる)
これらを理解して対策すれば、セルフカラーのムラは大幅に減らせます。
薬剤が足りないまま塗り進めると、後半になるほど薄く伸ばさざるを得なくなり、根元と毛先で色の入り方に差が出やすくなります。また、塗る順番を考えずに塗ると、先に塗った部分と後から塗った部分とで放置時間の実質的な差が生まれ、これも色ムラの一因になります。放置中の体温差についても、頭頂部は比較的温まりやすく、耳まわりや襟足は冷えやすいため、同じ薬剤・同じ時間でも発色に差が出ることがあります。この3つを意識するだけで、仕上がりの均一さはかなり変わってきます。
塗る前の準備:ツールと分量の確認

必要なツール
- コーム(しっかり分け取りできるもの)
- ケープまたは古いタオル(汚れ防止)
- 手袋(付属品でOK)
- ラップフィルム(放置中に巻くと温度キープできる)
- タイマー
薬剤の量
市販カラー1箱は「ショートヘアの女性向け」で設計されていることが多いです。ミディアム〜ロングの方、または髪が多い・太い方は2箱用意すると安心です。途中で薬剤が足りなくなるのがムラの最大原因のひとつです。
肌や衣類を守るひと手間
生え際や耳のまわりは薬剤がつくと肌が染まりやすい部分です。クリームやワセリンなどの油分をあらかじめ薄くつけておくと、薬剤が肌に密着しにくくなり、染まりを防ぎやすくなります。またカラー剤は衣類につくと落ちにくいため、汚れてもよい服を着るか、肩まわりにケープやタオルをしっかり巻いてから始めましょう。
セルフカラーの正しい塗り方手順
ステップ1:乾いた髪にコームで4〜6ブロック分割
濡れた髪より乾いた髪のほうが薬剤の浸透が均一になりやすいです。まず髪を4〜6つのブロックに分けてクリップで留めます。
分け方の目安:
- 頭頂部 → 正中線で左右に分ける
- 側頭部 → 耳前後で分ける
- 後頭部 → 最後
ステップ2:塗り始める場所は「難しい場所から」
カラーの鉄則は**「難しい・塗りにくい場所から先に塗る」**です。後頭部の内側(え、後ろのほう)は鏡で見えにくく、どうしても遅くなります。先に塗っておくと放置時間が均一になります。
塗る順番(参考):
- 後頭部の内側(耳裏〜えりあし)
- サイドの内側
- トップ・前髪方向
- 生え際(最後)
生え際は体温が高く染まりやすいので、最後に塗ることで全体の染まりを均一にできます。
ステップ3:コームを使って根元から均一に塗布
指で塗ると量が偏りやすいので、付属のブラシまたはコームで根元から毛先方向へ薬剤をなじませます。少量ずつ取って丁寧に塗るのがコツです。毛束が薄すぎても厚すぎても薬剤が均一に届きにくくなるため、コームで軽くとかしながら一定の厚みで取り分けるよう意識すると塗りムラが出にくくなります。
ステップ4:毛先までなじませたら全体を軽くもみ込む
根元から毛先まで塗り終えたら、手で髪全体を軽くもみ込むようにしてなじませます。こうすることで塗りムラができやすい部分にも薬剤がいきわたりやすくなります。とくに毛先はダメージや乾燥によって薬剤の入り方が根元と異なることがあるため、様子を見ながらなじませましょう。
ステップ5:全体に塗り終えたらラップで包む
全体に塗れたら、ラップを頭全体に巻きます。これで体温がこもり、均一に温度が上がります。特に冬場や寒い場所では効果的です。
放置中の注意点
タイマーを必ず使う 放置時間をオーバーすると過剰なダメージや予想外の明るさになります。パッケージに書かれた時間を守り、タイマーをセットしましょう。
放置中に動き回らない ラップをした状態で動き回るとずれて空気が入り、温度が均一にならなくなります。できればそのまま静かに待ちましょう。
過去にカラーやパーマをした部分は状態が違うことも 毛先など過去に何度もカラーやパーマを繰り返している部分は、髪の状態が根元と異なり、薬剤のなじみ方が変わることがあります。同じ時間放置しても仕上がりに差が出ることがあるため、心配な場合は途中で毛束の状態を確認しながら進めると安心です。
流すタイミングと洗い方
時間が来たら薬剤の上からぬるま湯を少量加えてよく乳化させます(1〜2分ほど揉み込む)。この乳化工程をすることで余分な薬剤が均一に取れ、仕上がりがムラになりにくくなります。
その後はシャンプーで2〜3回洗い、付属のトリートメントをしっかりつけて流します。すすぎのお湯はぬるめにするのがおすすめです。熱いお湯は髪の表面(キューティクル)を開きやすくし、染めたばかりの色が流れ出やすくなります。
カラー後に色持ちを良くするお手入れ
染めた直後は特にキューティクルが開きやすい状態です。当日〜しばらくの間はできるだけ髪への摩擦を減らし、ゴシゴシこすらずに優しく洗うことを意識しましょう。
- カラー用・色持ち重視のシャンプーやトリートメントを使うと、色が抜けにくくなります
- 髪を洗ったあとはできるだけ早めにドライヤーで乾かし、生乾きのまま放置しないようにしましょう
- 紫外線も色あせの原因になるため、屋外で過ごす時間が長い日は帽子や日傘で髪を守るのもおすすめです
- 温泉やプールなど塩素・塩分を含む水に長時間浸かる予定がある場合は、事前に髪を真水で濡らしておくと薬剤の吸収を抑えやすくなります
それでもムラが気になる場合は美容室へ
「毎回ムラになって困っている」「ムラを直してほしい」という場合は、美容室でのカラーに切り替えることを検討しましょう。美容師はムラを修正するための技術(色補正・ポイントカラーなど)も持っています。セルフカラーでは手が届きにくい後頭部や、根元と毛先の色の差なども、プロの目で確認しながら整えることができます。
コスタヘアー(多賀城・名取)では、セルフカラー後のムラ修正や色補正にも対応しています。オーガニックエキス配合の低刺激カラー剤を使用しているので、白髪染めやフルカラーでの染め直しも髪と頭皮にやさしく仕上げられます。「自分ではうまくいかなかった」という方も、お気軽にご相談ください。メニュー・料金はこちらから施術内容と料金をご確認いただけます。
お近くの店舗は多賀城店のご案内・名取店のご案内からご覧いただけます。仕上がりのイメージはギャラリー・スタイル集でも紹介していますので、色補正のご相談時の参考にしてください。
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