美容師の「体の悩み」は放置しないで
美容師は技術職であると同時に、体を使う仕事です。長時間の立ち仕事、同じ姿勢での施術、水や薬剤への繰り返しの接触――これらが積み重なり、腰痛・肩こり・手荒れといった体のトラブルに悩む美容師は非常に多いです。
「美容師なら仕方ない」と諦めてしまう方もいますが、適切な対策を取ることで症状を軽減し、長く健康に働き続けることは可能です。この記事では、美容師に多い3大トラブルの原因と具体的な対策を解説します。
腰痛対策
美容師に腰痛が多い原因
- 長時間の立ち仕事: 1日8時間以上立ちっぱなしになることも
- 前かがみの姿勢: シャンプーやカラー塗布時に腰に負担がかかる
- 中腰の作業: お客様の座高に合わせた不自然な姿勢
日常でできる腰痛対策
姿勢の改善
- シャンプー台の高さを調整できる場合は、自分の体格に合わせる
- カット時は脚を肩幅に開き、膝を軽く曲げて重心を安定させる
- 前かがみになるときは腰からではなく股関節から曲げる意識を持つ
ストレッチの習慣化
- 朝起きたとき: 猫のポーズ(四つ這いで背中を丸める・反らす)を10回
- 休憩中: 腰を左右にゆっくりひねるストレッチ
- 就寝前: 仰向けで両膝を抱えるストレッチ(30秒キープ)
体幹トレーニング
- プランク: 30秒 × 3セット(腹筋と背筋を同時に鍛える)
- サイドプランク: 左右各20秒 × 2セット
- 週2〜3回の継続で、腰への負担が軽減される
道具の活用
- 腰痛ベルト・コルセット: 急性期の痛みには有効(ただし長期使用は避ける)
- インソール: 足のアーチをサポートし、腰への負担を軽減
- クッション性のある靴: 硬い床での立ち仕事の衝撃を吸収
肩こり対策
美容師に肩こりが多い原因
- 腕を上げた姿勢の継続: カットやブロー時に腕を長時間上げ続ける
- 同じ動きの繰り返し: ハサミの開閉やドライヤーの操作
- 目の疲れ: 細かい作業による眼精疲労が肩こりにつながる
日常でできる肩こり対策
肩甲骨のストレッチ
- 両手を後ろで組み、胸を開いて肩甲骨を寄せる(15秒キープ)
- 片腕を胸の前に伸ばし、反対の手で引き寄せる(左右各15秒)
- 肩をすくめて3秒キープ→脱力、を10回繰り返す
施術中の意識
- ハサミを持つ手の力を必要以上に入れない
- 肘を体に近づけて施術する(腕を遠くに伸ばさない)
- 定期的に肩を回す・腕を下ろす時間を作る
入浴とセルフマッサージ
- 40℃程度のお湯に15分浸かり、血行を促進
- 首の付け根から肩にかけてのツボ(肩井)を親指で押す
- テニスボールを肩甲骨の下に置いて仰向けに寝る(1〜2分)
手荒れ対策
美容師に手荒れが多い原因
- 水仕事の多さ: シャンプー、カラー、パーマなど1日に何度も水に触れる
- 薬剤への接触: カラー剤やパーマ液に含まれる化学物質
- 頻繁な手洗い: 衛生管理のための手洗いで皮脂が失われる
- 季節の影響: 特に冬場は乾燥で症状が悪化しやすい
日常でできる手荒れ対策
手袋の着用
- カラー・パーマ施術時はニトリル手袋を必ず着用
- シャンプー時も使い捨て手袋を使用するのが理想的
- 手袋の中で蒸れる場合は、綿の手袋を重ね付け
保湿の徹底
- ハンドクリーム: 手を洗うたびに塗り直す(ワセリン系が効果的)
- ナイトケア: 就寝前にたっぷりのハンドクリーム+綿手袋で集中保湿
- 保湿成分: セラミド、ヘパリン類似物質、シアバター配合のものがおすすめ
水仕事後のケア
- 手を洗った後はしっかり水分を拭き取る(濡れたままにしない)
- ハンドクリームを塗った後、軽くマッサージして血行を促進
- 症状がひどい場合は皮膚科を受診し、適切な治療を受ける
体に負担をかけない働き方
労働時間と体の負担の関係
長時間労働は体への負担を確実に増大させます。残業が少ないサロンで働くことは、腰痛・肩こり・手荒れの予防に直結します。
- 19時30分退勤であれば、帰宅後にストレッチやケアの時間を確保できる
- 月8日休みがあれば、体を回復させる十分な時間がある
- 連休が取れれば、整体やマッサージに通う余裕も生まれる
適度な休憩の重要性
施術の合間に短い休憩を挟むだけでも、体への負担は軽減されます。
- 1時間に1回は肩と腰のストレッチを行う
- 昼休憩は座って過ごし、足を休める
- 水分をこまめに摂取する
まとめ
美容師の腰痛・肩こり・手荒れは、適切な対策を取れば軽減できるものです。「職業病だから仕方ない」と放置せず、日々のセルフケアを習慣化しましょう。
同時に、体に負担をかけない働き方ができるサロンを選ぶことも重要です。コスタヘアーでは、19時30分退勤で残業がほぼなく、月8日休み・土日どちらか休みなど、スタッフの健康を考えた労働環境を整えています。社会保険完備で、万が一の際も安心です。
「体の不調を理由に美容師を辞めたくない」「健康的に長く働ける環境を探している」という方は、求人情報をぜひご確認ください。福利厚生の詳細や当店の雰囲気もご参考にどうぞ。
タグ
腰痛肩こり手荒れ美容師セルフケア職業病健康管理