
ヘアスプレーはセットした髪型を長時間キープするための心強いスタイリングアイテムです。しかし「ヘアスプレーをかけるとパリパリになる」「白く粉を吹いたようになる」「翌朝シャンプーしてもなかなか落ちない」という経験をされた方も多いのではないでしょうか。
それらのほとんどは、スプレーの種類選びと使い方が合っていないことが原因です。正しく使えばヘアスプレーは最高のスタイリングパートナーになります。
ヘアスプレーの種類を知る
ヘアスプレーは大きく3つのタイプに分類されます。
ハードスプレー(強力キープタイプ)
最もホールド力が強く、セットした形を長時間崩れにくくします。アップスタイル・コンテスト・成人式・ブライダルヘアなど「絶対に崩れてはいけない」シーンで活躍します。乾くと固まりやすく、形状保持力が非常に高い反面、自然な仕上がりにはなりにくく、シャンプーでの落としやすさは他より劣ります。
ソフトスプレー(軽いキープタイプ)
ハードスプレーよりホールド力を抑え、ナチュラルな仕上がりを保ちながらスタイルを整えます。日常のスタイリングやオフィス・学校といった自然な印象を求めるシーンに向いています。手ぐしを通しても髪が固まりすぎず、夕方になっても自然に見えるのが特徴です。
水性スプレー(ウォータースプレー系)
アルコールや油性成分をほとんど含まない水性タイプのスプレーです。セット力は控えめですが、ダメージヘアや乾燥が気になる髪に保湿感を与えながら軽くまとめる効果があります。パサつき抑制や軽いアレンジの仕上げに使われます。ミストタイプのヘアケアスプレーと機能が近いものもあります。
ヘアスプレーの正しい使い方

距離は20〜30cm離す
スプレーをする際の最重要ポイントが距離です。髪に近すぎると(10cm以下)、一部に集中してかかりすぎて白く粉っぽくなったり、パリパリに固まったりします。20〜30cmの距離を保ちながら、髪全体にまんべんなくスプレーしましょう。
量は「少なめ×2回」が基本
一度に大量にスプレーするのは禁物です。薄く2〜3回に分けてかける方が均一に仕上がり、べたつきも防げます。特にハードスプレーは少量でもキープ力が高いため、最初は控えめにかけて足りなければ追加するやり方が失敗しにくいです。
タイミングはスタイリング完成後
ヘアスプレーは「スタイリングの仕上げ」に使うものです。スタイリング剤(ワックス・バームなど)で形を整えてから最後にスプレーすることで、その形をキープします。スプレーした後にコームやブラシを通すと固まったスプレーが割れてムラになります。
根元ではなく表面にかける
根元にスプレーするとボリュームが潰れてペタンコになりやすいです。基本的には髪の表面・毛先・動きをつけたい部分に向けて使います。根元ふんわりを維持したい場合は、逆にドライヤーで根元を持ち上げた後にスプレーを遠くからかけます。
髪質・シーン別スプレーの選び方
| 髪質・シーン | おすすめタイプ |
|---|---|
| 細い・猫っ毛 | ソフトスプレー(ボリュームダウン防止) |
| 硬い・多毛 | ハードスプレー(形状固定力が必要) |
| ダメージヘア・乾燥毛 | 水性スプレー(保湿成分配合のもの) |
| 結婚式・成人式 | ハードスプレー |
| 日常使い・オフィス | ソフトスプレー |
| パーマヘアの仕上げ | ウェーブ用ソフトスプレーorムース |
ヘアスプレーをシャンプーでしっかり落とす方法
ヘアスプレーはシャンプーで落としにくいと思われがちですが、正しく落とす方法があります。
- お湯でしっかり予洗い:38〜40度のお湯で2分以上しっかり流すと、水溶性のスプレー成分は多く溶け出します
- コンディショナーを先につける(プレコンディショナー法):スプレーが残っている髪は絡まりやすいので、コンディショナーを先につけてスプレーを溶かしてからシャンプーすると落としやすくなります
- クラリファイイングシャンプー(週1〜2回):スプレーを頻繁に使う方は週1〜2回、洗浄力の高いクラリファイイングシャンプーを使うとスプレーの蓄積を防げます
よくあるヘアスプレーのトラブルと対処法
白く粉っぽくなる → 距離が近すぎ or 量が多すぎ。20〜30cm以上離してかけ直します。なった場合は手のひらで軽く毛先をはたくと目立ちにくくなります。
パリパリに固まる → ハードスプレーの量が多すぎ。少量をサッと重ねる使い方に切り替えましょう。
シャンプーしてもベタつく → スプレーの蓄積(ビルドアップ)が起きています。クラリファイイングシャンプーで洗うか、美容室でクレンジングシャンプーをしてもらうと解消します。
まとめ
ヘアスプレーは種類(ハード・ソフト・水性)を使い分け、距離20〜30cm・少量ずつ重ねるという基本さえ守れば、毎日のスタイリングをキープする強い味方になります。
「自分の髪質にはどのスプレーが合う?」「スタイルがうまくキープできない」という方は、コスタヘアーのスタイリストにご相談ください。宮城県多賀城・名取エリアのお客さまに合ったスタイリングアドバイスをいつでも行っています。
タグ
この記事は役に立ちましたか?
関連する記事

スタイリング剤の種類と使い方完全ガイド|ワックス・ジェル・スプレーの違いを美容師が解説
ヘアワックス・ヘアジェル・ヘアスプレー・ヘアムース・ヘアオイルなどスタイリング剤の種類と特徴、髪質・スタイル別の選び方・使い方を美容師が徹底解説。朝のスタイリン…
約6分で読めます

ショートヘアの毎日セット方法|美容師が教えるスタイル別セットのコツと時短テク
「ショートにしたけどセットが難しい」と感じていませんか?実はショートヘアはセット次第で毎日印象がガラッと変わるスタイル。美容師がスタイル別・長さ別に毎日使えるセ…
約7分で読めます

ヒートレスカール完全ガイド|熱を使わずウェーブを作る方法を美容師が解説
コテやアイロンなしで自然なウェーブを作る「ヒートレスカール」の方法を美容師が解説。お湯カール・ブレードウェーブ・寝グセ活用など、髪を傷めずにウェーブを楽しむ技術…
約6分で読めます

夏の朝スタイリングをミニマムにする方法|汗・湿気に負けない時短ルーティンを美容師が解説
夏の朝は汗や湿気でスタイリングが崩れやすく、時間をかけても崩れる…という悩みが多い季節です。美容師が教える「崩れにくい夏のミニマムスタイリング」の手順とアイテム…
約5分で読めます

猫毛・軟毛のスタイリング術|ペタンコになりやすい細い髪に合うスタイリング剤と方法を美容師が解説
細い・柔らかい猫毛・軟毛はスタイリング剤を選び誤るとペタンコになりやすい髪質です。美容師が髪質別のスタイリング剤選び・使い方・ボリュームをキープするコツを丁寧に…
約6分で読めます

梅雨でも崩れないショート・ボブの扱い方|カット技法とスタイリング術を美容師が解説
梅雨の湿気でショートやボブが広がる・うねる悩みを解決。カット技法・スタイリング剤の選び方・ドライヤーの使い方まで美容師が徹底解説します。
約6分で読めます
関連グループサイト
この記事に関連するメニュー